Microsoftは「Windows 10」ユーザー向けに、無料のトラブルシューティングツールを用意している。無線LAN接続の問題など、主に通信関連の問題に対処できるトラブルシューティングツールと、その使い方を紹介する。
MicrosoftはクライアントOS「Windows 10」の標準機能として、さまざまな問題に対処するためのトラブルシューティングツールを提供している。本連載はこうしたトラブルシューティングツールを生かして、一般的な7つの問題に対処するための具体的な手順を紹介する。1つ目から3つ目を紹介した第1回「無料で使える、『Windows Updateに失敗する』『アプリが動かない』問題の解消ツール」に続き、第3回となる本稿は4つ目と5つ目を紹介する。
接続できないといった無線LAN関連の問題が発生している場合は、「ネットワークアダプター」のトラブルシューティングツールを実行する。ネットワークアダプターのトラブルシューティングツールは、「追加のトラブルシューティングツール」画面(開き方は第1回「無料の『Windows 10トラブルシューティングツール』を使う簡単な方法」を参照)で「ネットワークアダプター」ボタンをクリックしてから、「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリックすることで起動可能だ。起動するとPC内にあるネットワークカードのリストを表示する。リストの中から「Wi-Fi」を選択して「次へ」をクリックすると、無線LAN接続で発生している問題の原因を調べる診断テストを実行できる。
Bluetoothに関して、接続ができないといった問題が発生している場合は「Bluetooth」のトラブルシューティングツールを実行する。Bluetoothのトラブルシューティングツールは、追加のトラブルシューティングツール画面で「Bluetooth」ボタンをクリックしてから「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリックすることで起動可能だ。起動するとBluetoothに関連する問題を探す。
場合によっては、Bluetoothのトラブルシューティングツールが「PCがBluetoothモジュールを搭載していない」といった結果を表示することがある。Bluetoothモジュールを内蔵したPCであるにもかかわらず、こうした結果になった場合、PCのBIOSでBluetoothが無効になっていることがある。その場合はBluetoothを有効にし、PCに必要なデバイスドライバをインストールする。
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