セキュリティ強化を理由に、Googleは「Googleアカウント」の2段階認証を標準で有効にした。この取り組みに対して、一部のエンドユーザーは怒りの声を上げている。それはなぜなのか。
Googleは2021年10月に、同社サービスのアカウント「Google Account」(Googleアカウント)1億5000万件以上に対して、2段階認証を標準で有効にした。同社のアカウントセキュリティ安全性担当ディレクターを務めるグエミー・キム氏は、その結果Googleアカウント侵害が減少したと説明する。
有効なセキュリティ対策として、2段階認証は広く認められている。認証用のメッセージやアプリケーションなどを用いることで、アカウント侵害の防止効果を大きく高めることができる。
2段階認証のデメリットは、エンドユーザーの手間が増えることだ。手間の増加は、むしろ2段階認証の無効化のニーズを高めてしまう可能性がある。Googleアカウントのヘルプでは、複数のエンドユーザーが2段階認証の標準での有効化を批判し、2段階認証プロセスを無効にする方法を質問している。
Googleは2段階認証を標準で有効にした後に侵害されたGoogleアカウントについて、具体的な情報を公開していない。「可能な限り多くのGoogleアカウントに対して、2段階認証を有効化するように取り組みを進めている」と広報担当者は述べる。
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