Microsoftは、機能更新プログラムの提供やサードパーティーベンダーとの連携を通じて、積極的に「Windows 11」を強化している。どのような機能が利用可能になったのか。
MicrosoftはクライアントOS「Windows 11」の魅力を高めようとしている。同社による機能更新プログラム(メジャーアップデート)および新機能の提供、サードパーティーベンダーとの連携を通じて、Windows 11ではさまざまな機能が利用できるようになった。主な機能を紹介する。
Amazon.com ServicesのWindows 11向けアプリケーションストア「Amazonアプリストア」(Amazon Appstore)は、GoogleのモバイルOS「Android」用のアプリケーションを提供する。これによりWindows 11でAndroidアプリケーションが実行できる。利用可能なAndroidアプリケーションは、Amazonアプリストアが提供するものに限られる。
「iPhone」などApple製デバイスのユーザーにとっては、同社の「Windows用iCloud」(iCloud for Windows)が役立つ。Windows用iCloudは、同社のファイル同期サービス「iCloud」に、Windows 11からアクセスするためのアプリケーションだ。エンドユーザーはWindows用iCloudを使うことで、手持ちのApple製デバイスに保存した写真を閲覧できる。
標準では画面下部にある帯状の「タスクバー」は、エンドユーザーからの要望を受けて改善が進んでいる。アプリケーションがタスクバーに入り切らない場合、あふれたアプリケーションを別のスペースに表示する「タスクバーオーバーフロー」という機能は、その一例だ。
後編は、Windows 11の人気がなかなか高まらない理由を考える。
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