ストレージアレイの老朽化を機に、Dell製からDataDirect Networks(DDN)製へとストレージアレイを刷新した米国のシムズベリー公立学区。どのような製品を導入したのか。
米コネチカット州のシムズベリー公立学区(Simsbury Public Schools)は、VDI(仮想デスクトップインフラ)に利用するストレージアレイの老朽化に直面していた。同校区のネットワークマネジャーを務めるレイ・ベルナカトラ氏は、ストレージアレイの移行を決意。VDIの刷新に着手した。
シムズベリー公立学区は、Dellのストレージ製品群「Dell EqualLogic」のストレージアレイから、DataDirect Networks(DDN)製品に切り替えた。「DDN製品への移行は簡単だった」とベルナカトラ氏は述べる。物理的な機器の設置に1時間かかったものの、
といった設定作業には30分もかからなかったという。
1週間で、9台のDell EqualLogicから2台のDDN製品への移行を終えたシムズベリー公立学区。中核となるのは、DDNのストレージ製品群「Tintri IntelliFlash」(現「DDN IntelliFlash」)のオールフラッシュアレイ「T4700」シリーズだ。VDIをはじめとする、同校区の主要なシステムを支えている。
シムズベリー公立学区はVeeam Softwareのバックアップツールを使ってT4700シリーズのスナップショットを作成し、遠隔地のサーバに複製(レプリケート)できるようにした。データ圧縮機能と重複排除機能により、データのストレージ占有量を削減できた。
ファイルサーバ用としてシムズベリー公立学区が導入したのが、Tintri IntelliFlashのハイブリッドストレージアレイ「T4200」シリーズだ。T4200シリーズの導入により、同学区はファイルサーバの応答時間を抑えることに成功した。
第4回は、シムズベリー公立学区が導入したストレージアレイの詳細を紹介する。
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