「Windows 11」の「エクスプローラー」では、Webブラウザと同様のタブが使えるようになった。それ以外にも、Microsoftはエクスプローラーにさまざまな変化を加えている。その中身とは。
Microsoftは2022年9月から10月にかけて、クライアントOS「Windows 11」および「Windows 10」の機能更新プログラム(メジャーアップデート)および新機能を公開した。Windows 11では、ファイル管理ツールの「エクスプローラー」(File Explorer)にタブ機能が加わった。
Windows 11のエクスプローラーに加わったタブ機能は、ファイルの並べ替えやフォルダの切り替えをより簡単にする。「タブ機能によって、日常業務がやりやすくなる」。MicrosoftでWindows担当バイスプレジデントを務めるシルパ・ランガナサン氏は、公式ブログのエントリ(投稿)でこう説明した。
他にもエンドユーザーがよく使うファイルをピン留めできる「お気に入り」(Favorites)のセクションが、Windows 11のエクスプローラーのホーム画面(起動直後の画面)に加わった(画面)。ホーム画面は、Microsoftのファイル同期サービス「OneDrive」との連携により、誰かがOneDriveにあるファイルを編集したり、コメントを追加したりしたことを表示できるようになった。
エクスプローラーの他にもMicrosoftは、Windows 11の使い勝手を高めるための機能追加を進めている。エンドユーザーの行動や入力情報に基づいて、Windows 11が次の動作をエンドユーザーに提案する機能は、その一例だ。例えばエンドユーザーが電話番号をコピーしようとすると、「Phone Link」「Microsoft Teams」「Skype」といったコミュニケーションツールで通話を開始する、といった動作を提案する。
中編は、Windows 11の他の便利な機能を幾つか紹介する。
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