MicrosoftがOpenAIの技術を組み込んで検索エンジンの強化を進める中、Googleはどう動くのか。その行方を占う上で、OpenAIとGoogleの“ある違い”が重要になる可能性がある。それは何なのか。
Microsoftは、人工知能(AI)ベンダーOpenAIへの投資を続けている。OpenAIはAI技術を活用したチャットbot(AIチャットbot)「ChatGPT」や、画像生成AIエンジン「DALL・E 2」を手掛ける。OpenAIの技術を検索エンジンに組み込むMicrosoftの動きを受けて、人々はGoogleがどう対抗するのかを注視している。
「他の技術と比べてAI技術の開発には膨大な労力が必要になる」。調査会社Forrester Researchでアナリストを務めるウィル・マキーオン・ホワイト氏は、こう語る。
ホワイト氏によると、OpenAIは開発に必要な人材や資材の拡大にたけている。Microsoftの投資によって、OpenAIは「クリティカルな課題に、多額の資金を投じることが可能になった」と同氏はみる。
GoogleはOpenAIとは対照的に、企業向けのAIモデルやクラウドサービスなど、ありとあらゆる技術に資金を分散させている。ホワイト氏は両社の違いについて、「資金が豊富で、重点を絞って投資できる小さな企業と、会社の運営自体も考えなければならない大企業との大きな違いだ」と話す。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...