企業は人工知能(AI)技術を活用することで、脆弱性管理を強化できる可能性がある。AI技術がITサービス管理(ITSM)とIT運用管理(ITOM)にもたらすメリットを紹介する。
企業はAI(人工知能)技術やAI技術を活用したツール(AIツール)を導入することで、インシデント管理やサービスレベル管理(顧客対応の品質管理)を改善できる可能性がある。ITサービス管理(ITSM)やIT運用管理(ITOM)の改善に役立つ、AI技術の具体的な機能を紹介する。
AIツールは、ログ分析やインシデントの検出と対処といった、反復的な作業を正確に自動実行できる。企業はAIツールを活用して、以下のプロセスを自動化可能だ。
このような業務を自動化することでITSMやITOMの精度が高まり、脆弱(ぜいじゃく)性管理の強化や作業時間の削減につながる。これによりセキュリティ担当者は、より戦略的な業務に時間を割くことができるようになる。
AIツールは潜在的なインシデントの特定にも役立つ。大手システム管理ベンダーBMC Softwareの可観測性(オブザーバビリティ)ツール「BMC Helix Operations Management」は、AI技術を組み込んでいる。これにより、リアルタイムのテレメトリーデータ(監視や分析のために収集する、システム稼働状況に関するデータ)に基づいた能動的なインシデント対処を実現し、システムの処理速度や可用性に影響を及ぼす問題の発生を防ぐ。このようにAIツールを活用して、企業は致命的な事態に陥る前の段階で潜在的なインシデントを特定可能だ。
第4回は、セキュリティ分野でAI技術が発揮する効果を解説する。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
生成AIを活用して業務や顧客体験の再構築を進める動きが活性化しているが、その多くが、PoCやラボ環境の段階にとどまっている。なぜなら、生成AIの可能性を最大限に引き出すための、インフラのパフォーマンスが不十分だからだ。
昨今のソフトウェア開発では、AIコーディングアシスタントの活用が主流になっている。しかし、最適なコーディングアシストツールは、開発者や企業によって異なるという。導入の際は、どのようなポイントに注意すればよいのか。
生成AIの活用にはデータベースが重要となるが、従来のデータベースは最新テクノロジーに対応できないなどの課題がある。本資料では、データベースをモダナイズし、生成AIを用いてビジネスイノベーションを生み出すための方法を探る。
ビジネスにおいて、検索体験およびその結果の質の向上が重要なテーマとなっている。顧客はもちろん、自社の従業員に対しても、実用的な答えをより迅速に、手間なく入手できる環境の整備が求められている。
登場以来ビジネスへの活用方法が模索されてきた生成AI。近年では業務組み込みにおける具体的な成功例が数多く報告されている。本資料では、5件の生成AI活用事例を交えて、業務に組み込む上での具体的なアプローチを解説する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。