「クラウド」という言葉は日常生活のさまざまな場面で使われるようになった。クラウドコンピューティングの仕組みや利用形態、メリットなど基本を確認しよう。
「クラウド」という言葉は、普段の生活でもよく見かける存在になった。簡単に説明すると、「クラウドコンピューティング」とはネットワークを介して事業者の提供するコンピューティングリソースを利用することおよびその仕組みだ。クラウドコンピューティングで利用するサービスを「クラウドサービス」と呼ぶ。
実際にユーザー企業やエンドユーザーが利用するクラウドサービスにはさまざまな利用形態や制約が存在する。クラウドサービスを支える技術も単純ではない。その仕組みと利用形態、メリットについて解説する。
クラウドサービスが普及する前、ユーザー企業はアプリケーションを社内のデータセンターまたはコロケーション(データセンターの場所貸しサービス)で利用していた。クラウドサービスを利用する場合は、クラウドサービスベンダーのデータセンターでアプリケーションを利用する。
クラウドサービスを利用するメリットは以下の通りだ。
一方で、クラウドサービスには以下のデメリットやリスクがある。
クラウドサービスには基本的な3つの提供形態がある。それぞれ異なるレベルでワークロードの可視性と権限を提供する。モデルは以下の通りだ。
次回はクラウドコンピューティングと関係が深いクラウドネットワーキングについて解説する。
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