SSDのボトルネック問題をあえてHDDで解決する大事なのは一点豪華ではなくバランス(1/2 ページ)

オールフラッシュストレージはSSDを組み込んで高性能を発揮するが、システム全体でみるとボトルネックが発生しやすい。この問題を解決するために、あえてHDDを組み込んだハイブリッドストレージを採用した事例がある。

2016年07月04日 15時00分 公開
[Sonia LeliiTechTarget]
今やSSD万能時代で「HDDは消え去るのみ」という意見が大勢だが、あえてHDDを採用したハイブリッドシステムで性能の改善を図った

 Meitav Dash Investments(以下、Meitav)は、ハイブリッドアレイを使用して、ストレージ性能に影響を及ぼしていたボトルネックを解消した。これは、ちょうどオールフラッシュアレイがデータセンターに積極的に参入しているときだった。

 Meitavは、幾つかのビルで実行しているミッションクリティカルなアプリケーションのパフォーマンスを改善するために、Infinidatのストレージアレイ「InfiniBox」を導入することにした。

InfiniBoxは、アレイの遅延時間を軽減するために最大86TBという大容量のフラッシュキャッシュを組み込んでいる。企業向けのハイパースケールなワークロードに対応することを目的に設計したInfinidatは、フラッシュキャッシュの先にデータストレージとしてSSDではなくHDDを使用している。

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