デスクトップ仮想化は、クライアントOSを実行するための端末と、そのクライアントOSを使用するための端末を分離する。(続きはページの末尾にあります)
三層分離によって1人の職員が3台のPCを使い分ける状況にあった鹿児島県瀬戸内町。VDIの導入でPCの数を大幅に削減し、業務効率と運用性を両立させたものの、そこに至るまでにはさまざまな課題があった。舞台裏を探る。
コロナ禍によって導入が加速したテレワーク。だが、多くの企業では急場しのぎな対応であったため、さまざまな課題も浮上してきた。“緊急避難的なテレワーク”から、“戦略的なテレワーク”へと進化するために有効な手段はあるのだろうか。
企業IT環境やVDIを取り巻く状況が変わる中、新たな選択肢として登場した「Azure Virtual Desktop for Azure Local」は、どんなメリットをもたらすのか。識者による検証結果を交えて解説する。
「Windows 10」移行をきっかけにVDI導入を進める企業が増えている。しかし両者の組み合わせには注意が必要だ。ストレスフルな環境に陥らないためのポイントを探る。
「働き方改革」に仮想デスクトップ基盤(VDI)は有用だが、限界もある。コスト、PCスペック、ネットワークといったVDIの弱点を克服する解決策はないだろうか。
製品ラインアップや料金体系の変更で仮想化基盤の見直しを迫られた際に、企業が取るべき道は何か。「脱VM? 続VM? 富士通が提案する今求められる第三の選択肢とは」と題した講演から、将来を見据えたIT基盤のあるべき姿に迫る。
在宅ワークだけでなくサテライト/シェアオフィスの活用も進むニューノーマル時代、働く場所を問わず常に生産性を高めるには、PC環境の整備がカギとなる。いま選ぶべきPCの要件とともに、効率化を実現する3つのポイントを解説する。
多様な働き方を支える仕組み、そして情報漏えい対策としてDaaS(Desktop as a Service)は効果的だ。オンプレミスの仮想デスクトップインフラ(VDI)と比較すると、その理由が分かる。
育児や介護をしながら働く社員にとって、在宅勤務をはじめとした柔軟な働き方の整備は必要不可欠だ。一方で、こうしたワークスタイル変革を進める場合、情報漏えいなどへの対策も重要だ。両者をどう両立するか。
「Windows 10」のサポート終了が迫っている。仮想デスクトップのOSも例外ではなくWindows 10から「Windows 11」への移行を検討する必要がある。Windows 11の仮想デスクトップを快適に使うための鍵は「GPU」だ。GPUを活用するポイントとは。
AI技術の活用を進めるときに課題となるのが、実運用に適したインフラの選定だ。AI専用のハードウェアを用意し、一から構築するのは簡単ではない。GPU仮想化を使って効率的にAI技術用のインフラを用意する方法を説明する。
Windows 10移行を機に、VDIを全面刷新したネットワンシステムズ。VDI利活用に関して豊富なノウハウを持つ同社が、複数製品の検証をした結果、導入を決断したコストパフォーマンスに優れたサーバとは?
IT視点で働き方改革を考えた場合、選択肢に挙がりやすいVDI。だがパフォーマンスには高いレベルが求められる他、業務時間内の停止は絶対に避けなければならないなど、障壁は低くない。そこで鍵となるのが、ストレージの選定だ。
サイバー攻撃は「Windows」などのOSやソフトウェアを狙ったものだけではない。近年はBIOSやファームウェアなど、ハードウェア層を狙った攻撃も深刻化しつつある。あらゆる攻撃からPCを守るにはどのような方法が役立つのか。
調達や配布、運用、リプレースといったPCライフサイクル管理に関連する業務は、企業のIT部門がDXに専念することを妨げている。PCの管理にかける時間を短縮し、業務の負担を軽減するにはどうすればよいのか。
新たな働き方として浸透しつつある「テレワーク」。だが、その実践にはまだまだ障壁がある。特に課題になるのが「セキュリティ」と「ネットワーク」だ。安全で効率的なテレワーク環境の構築にはどのような進め方が有効なのだろうか。
テレワークに適したPCを調達するときに、PCのコストやセキュリティ対策、管理方法が課題になることがある。PCの選定と調達方法を見直し、セキュアで快適なPC利用と管理者の業務負荷軽減を両立させるには。
VMwareのライセンス変更でコスト増に直面する中堅・中小企業にとって、仮想基盤の見直しは避けて通れない。以前の製品と同等の価格で、必要十分な機能と手軽さを手に入れられる“Next VMware”の選択肢とは。
VMware製品のライセンス体系変更に伴い、HCIの核となるvSANを利用するためには高価な上位エディションが必須となり、想定外のコスト増に多くの企業が頭を悩ませている。この問題を解決する、「3Tier回帰」ともいえる潮流の真相とは?
長らくデファクトスタンダードだった製品のライセンス体系が変更されて、ITインフラの見直しを迫られる企業は多い。「コストを抑えたい」「シンプルに運用したい」と願う中堅・中小企業の乗り換え先が限られる中、新しい選択肢が登場した。
OSやアプリケーションの進化とともに、旧来のVDIは性能不足が顕在化している。仮想環境のメリットを捨てていいのか。VDIの性能とサーバ集約率を高めつつ、AI活用やDXを加速させるモダナイズのアプローチとは。専門家の講演から解説する。
大規模な仮想ブラウザシステムの運用には、サーバー管理の負荷増大や従業員の不満など、さまざまな課題がつきまとう。5万人規模の仮想ブラウザシステムを刷新した第一生命保険は、これらの課題をどのように解決したのか。
セキュアなリモートワークを考える上でVDIは魅力的だが、基盤構築や設計、運用の煩雑さ、導入コストと拡張性の課題などがあり、手を出しにくかった。この問題を解消する「第三の選択肢」があるという。詳細を聞いた。
ハイブリッドワークが広がり、技術の成熟度が進んだことで、「今どきのVDI」のシステム要件は変化した。従業員の働き方に適したVDIを構築するためのヒントを探る。
Amazon Web Services(AWS)は同社シンクライアント「Amazon WorkSpaces Thin Client」について“低価格”であることをアピールしている。しかし話はそう簡単ではない。何に気を付けるべきか。
AWSはシンクライアント「Amazon WorkSpaces Thin Client」を発表した。仮想デスクトップやシンクライアントの市場における同社の狙いは何か。市場に与える影響を踏まえて考える。
Amazon Web Services(AWS)から登場したシンクライアント「Amazon WorkSpaces Thin Client」にはどのような特徴があるのか。この“小さな箱”を使ってできることを考える。
一般的なデスクトップ仮想化技術である「VDI」(仮想デスクトップインフラ)は、サーバ仮想化技術を基にしている。仮想デスクトップは、ゲストOSとして、サーバOSではなくクライアントOSを搭載した仮想マシン(VM)だ。単一のサーバで複数の仮想デスクトップが稼働する場合、これらの仮想デスクトップはサーバのCPUやメモリなどのリソースを共有する。エンドユーザーはクライアント端末で、リモートデスクトッププロトコル(RDP)などの画面転送プロトコルを利用してして、仮想デスクトップを操作する。
オンプレミスインフラでデスクトップ仮想化を実現するには、VDI製品を使うのが一般的だ。ただしデスクトップ仮想化を実現する技術はVDIだけではない。
Microsoftの「Remote Desktop Services」(RDS:リモートデスクトップサービス)も、オンプレミスインフラのデスクトップ仮想化技術として広く使われている。RDSは1つのサーバがインフラとして機能し、複数のエンドユーザーがサーバOSをクライアントOSのように利用できるようにする。
RDSの課題は、アプリケーションの仮想化だ。RDSはMicrosoftのサーバOS「Windows Server」でアプリケーションを実行する。ただし「Windows 10」など同社のクライアントOSで実行できるアプリケーションの全てが、Windows Serverで実行できるとは限らない。
クラウドサービスとしてデスクトップ仮想化を利用する手段として「DaaS」(Desktop as a Service)がある。DaaSではユーザー企業はインフラの保守が必要なく、エンドユーザーは必要なときに必要な分だけ仮想デスクトップを利用できる。DaaSは通常、RDPとインターネットを経由して、端末や場所を選ばず利用可能だ。