AWSとAmazon.comは新しいシンクライアント「Amazon WorkSpaces Thin Client」を発表した。外観が「Fire TV Cube」によく似た同シンクライアントは、どのような製品なのか。
Amazon Web Services(AWS)は2023年11月、シンクライアント「Amazon WorkSpaces Thin Client」を発表した。同製品はAWS の親会社Amazon.comのECサイトから195ドルで購入できる。1つのディスプレイとキーボード、マウス、その他のUSB機器(ヘッドセット、マイクなど)に接続可能で、HDMIポートが付いた専用のUSB 3.0ハブを外付けすれば、合わせて2つのディスプレイに接続できる。このハブが付属したモデルの価格は279.99ドルだ。
Amazon WorkSpaces Thin Clientの管理はAWSサービスの管理コンソール「AWS Management Console」で実施できる。同製品の管理や監視、保守のために、端末1台当たり月額6ドルのサービス料金がかかる。
Amazon WorkSpaces Thin Clientは、Amazon.comとAWSのコラボレーションで実現した。同製品のハードウェア部分は、Amazon.comが手掛けるメディアプレーヤーの「Amazon Fire TV Cube」の第3世代とほぼ同じ外観をしている。シンクライアントOSには、同社製のタブレットやメディアプレーヤーに組み込まれている「Fire OS」のエンタープライズエディションを利用する。
次回の中編は、Amazon WorkSpaces Thin Clientのハードウェア部分が抱える制限と、同製品の利点、主な用途を詳しく解説する。
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