「予想外割」などソフトバンクモバイルの番号ポータビリティ制度開始に伴うサービス戦争に始まり、さらにソフトバンクと米国のマイスペースとの提携も決まって、携帯電話戦争にも新しい現象が見え始めました。これらの新しい動きは一体、どのように理解すればよいのでしょうか。
今回はちょっとしたシナリオアプローチの手法でコラムを書きました。
2006年11月、米国のマイスペースがソフトバンクと組んで日本に進出しSNSサービス(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の提供を開始しました。
一方、ソフトバンクは携帯電話番号ポータビリティ制度の下、顧客の取り合いを活発に行っています。初戦で多少味噌を付けましたが、あれはほんの序盤戦での小さなエピソードにしかすぎないと思われます。
そこで、このSNSサービスの開始と携帯電話番号ポータビリティ制度下での顧客の囲い込みという2つの動きは、急速に融合するという仮説を考えてシナリオを書いてみました(文字数の関係から描いたシナリオは1本だけですが)。
これは非常に新しいトレンドですが、番号ポータビリティで沸く我が国通信・電信市場にSNSの融合の動きが既に始まっています。
auを展開するKDDIはSNSの老舗グリーと組み、共同でモバイルSNS「EZ GREE」のサービスを2006年11月から開始しました。また、ソフトバンクモバイルを運営するソフトバンクは米国のトップSNSであるマイスペースと共同で、日本国内での展開をし始めました。最近、YouTubeやマイスペースなど米国のサービスもモバイルに力を入れているので、ソフトバンクとマイスペースの共同事業も自然に携帯電話戦争に巻き込まれていくでしょう。
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