フランスベッドメディカルサービスは仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」とブレードサーバを活用し、13台あった既存サーバを4台に統合。サーバはTISのデータセンターで運用している。
システムインテグレーターのTISは6月24日、フランスベッドホールディングス傘下のフランスベッドメディカルサービス(以下、FBMS)において、介護福祉事業を支えるレンタル・販売・物流システムなどの基幹業務システムを再構築したことを発表した。
今回のシステム構築では、VMwareの仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」とブレードサーバを活用し、これまで13台あった既存サーバを4台に統合。従来の後継機種への置き換えで移行を実施した場合と比べ、移行作業・再構築などの初期コストを約40%削減して、新システム環境の構築を実現したという。
FBMSでは2008年3月にメーカー保守打ち切りとなる基幹系業務システムサーバのリプレースを検討していたが、同システムでは稼働中のアプリケーションが多数あったためサーバ台数が増加し、センターラックスペースに余裕がなくなるといった課題を抱えていた。また、従来の後継機種への置き換えで移行を実施した場合、移行作業量とコストが膨大になるというリプレース作業の懸念もあった。このような課題に対し、TISではVMwareとブレードサーバを活用した仮想化技術によるサーバ統合を提案した。統合後のサーバはTISのデータセンターで運用し、VMwareの機能による可用性と拡張性を持ったシステム構成となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
社会人Z世代の休日の過ごし方 関東と関西の違いは?
大広若者研究所「D'Z lab.」は、37人へのインタビューと1000人へのアンケートを基に、社...
製造業の8割が既存顧客深耕に注力 最もリソースを割いている施策は?
ラクスは、製造業の営業・マーケティング担当者500人を対象に、新規開拓や既存深耕におけ...
「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。