デル、拡張性の高いiSCSI/8Gbps FC対応ミッドレンジストレージ新製品NEWS

「Dell/EMC CX3-10c」の後継機種となる「Dell/EMC CX4ファミリ」を発表。従来の2倍の拡張性とパフォーマンスを実現するとともに、UltraFlexにより必要に応じた拡張が可能だ。

2008年08月12日 17時32分 公開
[TechTargetジャパン]

 デルは8月12日、マルチプロトコルに対応したミッドレンジストレージシステム「Dell/EMC CX4ファミリ」を発表した。

画像 Dell/EMC CX4-120

 Dell/EMC CX4ファミリは「Dell/EMC CX3-10c」の後継機種となる第4世代製品。従来製品の2倍に相当する最大960台までのドライブが搭載可能だ。対応ホスト数やI/O、拡張性の異なる以下の4モデルで構成される。価格はすべて個別見積もりとなる。

製品名 システムメモリ 接続性 拡張性
Dell/EMC CX4-120 最大6GB 128台の高可用性ホスト
合計6個のI/Oスロット(4台のUltraFlexベースモジュール+1組のオプションペア)
120台のドライブまで拡張可能
Dell/EMC CX4-240 最大8GB 256台の高可用性ホスト
合計8個のI/Oスロット(4台のUltraFlexベースモジュール+2組のオプションペア)
240台のドライブまで拡張可能
Dell/EMC CX4-480 最大16GB 256台の高可用性ホスト
合計10個のI/Oスロット(6台のUltraFlexベースモジュール+2組のオプションペア)
ソリッドステートフラッシュドライブ(※)含む480台のドライブまで拡張可能
Dell/EMC CX4-960 最大32GB 512 台の高可用性ホスト
合計12個のI/Oスロット(6台のUltraFlexベースモジュール+3組のオプションペア)
ソリッドステートフラッシュドライブ(※)含む960台のドライブまで拡張可能

(※)ソリッドステートフラッシュドライブ(半導体ディスク)には2008年10月以降に対応予定。

 Dell/EMC CX4ファミリは最新のUltraFlexテクノロジーを搭載し、導入時または将来的に拡張が必要になった場合にも、ネットワーク間の接続に必要なポートを個々のニーズに合わせてカスタマイズ可能。4Gbpsファイバーチャネル(FC)や1Gbps iSCSIポートを設定できるだけでなく、8Gbps FCや10Gbps FC over Ethernetのような新しいI/Oモジュールも追加可能だ。また、CXストレージファミリ登場以来の管理インタフェースである「Navisphereマネージャ」を搭載している。

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