日立、「座席ナビ」に専用エディタ機能など運用管理者向け機能強化NEWS

日立製作所は、座席表示ソフトウェア「座席ナビ」の機能を強化した。運用管理者向けには、「専用エディタ機能」と「ログ出力機能」をサポートする。

2010年02月24日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 日立製作所は2月23日、座席表示ソフトウェア「座席ナビ」の機能強化を発表した。ユーザー向けには「お知らせ通知機能」の追加とAjaxによる操作性向上を図り、運用管理者向けには「専用エディタ機能」と「ログ出力機能」をサポートする。機能強化した座席ナビは、同社のエンタープライズ向けネットワークソリューション「CommuniMax」のメニューの1つとして2月25日に提供開始する。

 座席ナビは、社員や職員などが組織内でPCを利用すると、座席位置や在席/離席の状況(プレゼンス情報)を自動更新して画面に表示するサービス。PC利用者同士で勤務情報を共有し、コミュニケーションを効率化する目的がある。社員に固定席ではなく共用席を設けるオフィス形態、フリーアドレスオフィスでの活用にも適している。

 ユーザー向け機能強化では、連絡を取りたい相手が離席・外出中だった場合、その相手が席に戻りPCを使い始めると、自分あてに在席メッセージを自動的に送ってくれる「お知らせ通知メッセージ」機能を追加した。また、Web画面表示にAjaxを使用したことでスムーズな表示・更新を実現し、操作性が向上した。

 運用管理者向け機能強化では専用エディタ機能をサポート。オフィスのフロア図の編集、名称やIPアドレス、利用ポートを設定するネットワークスイッチ情報の登録がWebブラウザ経由でできるようになった。座席ナビのサーバへのデータの取り込みもWebブラウザからできる。また、ログ管理機能もサポートした。在席場所・状態のログ、検索や電話発信といったユーザー操作のログを出力し、勤務管理や在席状況、PC利用状況のモニタリングなどに活用できる。

 機能強化に合わせ、大規模ユーザーにも対応した。従来の座席ナビの利用可能者数は1サーバ当たり最大3000人だったが、今回は従来と同等性能の1サーバ当たり最大1万人の利用が可能。価格は1サーバライセンスで52万5000円(税込み)、クライアントライセンスは50ユーザーで21万円(税込み)。サーバ側のプラットフォームは、Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2、Windows Server 2008、Red Hat Enterprise Linux 5。一方、クライアント側のプラットフォームは、Windows XP、Windows Vista、Windows 7。Webブラウザは、Internet Explorer 6以降(Internet Explorer 8を推奨)、Mozilla Firefox 3.5以降に対応する。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...