日立製作所は、座席表示ソフトウェア「座席ナビ」の機能を強化した。運用管理者向けには、「専用エディタ機能」と「ログ出力機能」をサポートする。
日立製作所は2月23日、座席表示ソフトウェア「座席ナビ」の機能強化を発表した。ユーザー向けには「お知らせ通知機能」の追加とAjaxによる操作性向上を図り、運用管理者向けには「専用エディタ機能」と「ログ出力機能」をサポートする。機能強化した座席ナビは、同社のエンタープライズ向けネットワークソリューション「CommuniMax」のメニューの1つとして2月25日に提供開始する。
座席ナビは、社員や職員などが組織内でPCを利用すると、座席位置や在席/離席の状況(プレゼンス情報)を自動更新して画面に表示するサービス。PC利用者同士で勤務情報を共有し、コミュニケーションを効率化する目的がある。社員に固定席ではなく共用席を設けるオフィス形態、フリーアドレスオフィスでの活用にも適している。
ユーザー向け機能強化では、連絡を取りたい相手が離席・外出中だった場合、その相手が席に戻りPCを使い始めると、自分あてに在席メッセージを自動的に送ってくれる「お知らせ通知メッセージ」機能を追加した。また、Web画面表示にAjaxを使用したことでスムーズな表示・更新を実現し、操作性が向上した。
運用管理者向け機能強化では専用エディタ機能をサポート。オフィスのフロア図の編集、名称やIPアドレス、利用ポートを設定するネットワークスイッチ情報の登録がWebブラウザ経由でできるようになった。座席ナビのサーバへのデータの取り込みもWebブラウザからできる。また、ログ管理機能もサポートした。在席場所・状態のログ、検索や電話発信といったユーザー操作のログを出力し、勤務管理や在席状況、PC利用状況のモニタリングなどに活用できる。
機能強化に合わせ、大規模ユーザーにも対応した。従来の座席ナビの利用可能者数は1サーバ当たり最大3000人だったが、今回は従来と同等性能の1サーバ当たり最大1万人の利用が可能。価格は1サーバライセンスで52万5000円(税込み)、クライアントライセンスは50ユーザーで21万円(税込み)。サーバ側のプラットフォームは、Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2、Windows Server 2008、Red Hat Enterprise Linux 5。一方、クライアント側のプラットフォームは、Windows XP、Windows Vista、Windows 7。Webブラウザは、Internet Explorer 6以降(Internet Explorer 8を推奨)、Mozilla Firefox 3.5以降に対応する。
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