買収したAlteonの技術を生かしつつ独自のプラットフォームを採用したことで、ハードウェアを交換する必要なくスループットなどの拡張が可能になった。
日本ラドウェアは3月3日、Alteonアプリケーションスイッチの新シリーズとして、最大4Gbpsのスループットに対応する「Alteon 4408/4416」の2製品を発表。イスラエル本社より副社長兼製品マーケティング担当のヤロン・ビーラス氏が来日し、2009年11月に発表したAlteon 5412(最大スループット20Gbps)と併せて、20Gbpsまでの広帯域に対応するオンデマンド製品であるとアピールした。
Alteonは、同社が2009年3月にノーテルネットワークスから買収したアプリケーションスイッチ。買収時の条件にあった名称維持/5年間のサポート継続/保守存続/新製品開発の一環として今回、最新のソフトウェア/ハードウェアを搭載した新シリーズを投入したという。
Alteon 4408/4416は、4408がCPUにインテルの「Q9400」、4416がAMDの「Shanghai」と、いずれも最新のプロセッサを搭載し、メモリは4Gバイト。最大セッション数は1200万。第三者機関がパフォーマンスの高さや応答速度の速さを実証済みのAlteon の既存アーキテクチャ(Alteon Virtual Matrix Architecture:VMA)に、ラドウェアの次世代アプリケーション配信プラットフォーム「OnDemand Switch」を融合。従来のAlteon OSを引き継ぎながらも、現行のAlteonアプリケーションスイッチと比較して大幅な性能向上を達成したという。
また、OnDemand Switchを採用したことで、ソフトウェアライセンスの適用のみでスループットなどの機能拡張が可能となった。ハードウェアを交換することなく、最小限のコストで拡張できるという。
ライセンス体系は4408が200M/500M/1G/2G/4Gbpsモデルの5種類。4416が1G/2G/4Gbpsモデルの3種類。参考価格は、200Mbpsの4408が290万円前後としている。
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