F5は破産保護を申請した加ノーテルのアプリケーションスイッチユーザーに対して、BIG-IPへの移行コンサルティングや技術情報提供といった支援策を実施する
「Alteonユーザーを救済します」――。F5ネットワークスジャパンは2月4日、1月15日に破産保護申請したカナダNortel Networks(以下、ノーテル)が製造するアプリケーションスイッチ(負荷分散装置)のユーザーに向けて、移行支援策を打ち出した。早ければ2月または3月中にも実施する予定。
F5が発表した支援プログラムは、ノーテルが製造・販売するアプリケーションスイッチ「Alteon Application Switch」(現:Nortel Application Switch)の国内ユーザーに対して、F5 BIG-IPを含む他システムへの移行をサポートするというもの。円滑な移行ができるように、同社のコンサルティングチームによるサービス提供やWebサイトへの技術情報掲載などを行っていく。ノーテルが破産申請したことに懸念を抱くAlteonユーザーに対して「安定性、サポート、信頼性を提供できる」としている。
今回の国内を対象としたAlteonユーザー移行支援策は、米国時間1月20日に米F5 Networksが発表した移行促進プログラム「Buyback Program」実施を受けたものだ。ただし同社によると、直接リプレース需要を掘り起こすような内容ではないという。「懸念を持つユーザーやシステム再構築を機会にリプレースを考えているユーザーに、移行後も従来と同様のシステム環境を構築する方法・ノウハウを提供することが目的。F5側から積極的な移行プロモーションをするわけではない」(F5ネットワークスジャパン広報)
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