流通業が抱える「店頭で商品メッセージを正しく伝えたい」などの課題を、実店舗に近い状況でシミュレーションできる検証サービスを開始する。
凸版印刷は3月12日、メーカーや流通企業向けに、店頭での顧客との効果的なコミュニケーション手段を検証する実験工房「ショップサイエンス・ラボ」を開設、3月15日よりサービス提供開始すると発表した。
「店頭で商品メッセージを正しく伝えたい」「販売につながる効果的なPOP(店頭販促物)や各器具のデザインを開発したい」「売れるパッケージデザインや形状を知りたい」などのメーカーや流通企業が抱える課題を(1)調査・検証(2)設計・制作(3)シミュレーションの3段階に分け、同社が長年培ってきたPOPやパッケージデザイン、店舗・空間の設計におけるクリエイティブのノウハウを基に、検証する。
調査・検証では、40年以上の実績を持つ同社の消費行動研究室がこれまでの店頭調査のノウハウと理論を生かした設計を実施。非接触型アイトラッカーを活用した被験者の目線検証や、プロジェクターで店頭写真やCG、動画を原寸大に投影した実店頭に近いイメージでの調査を行う。アイトラッキング終了後には、被験者に視線トラッキング映像を見せながら時間軸に沿ったインタビューを実施するため、視覚情報の刺激による態度変容を段階的に検証できる。
設計・制作では、ショップサイエンス・ラボに常備された紙やダンボール、各種プラスチック、特殊印刷見本、表面加飾パッケージ見本などの素材を使用し、パッケージやPOPなどのデザイン検討を行う。特殊なゴーグルを装着したユニバーサルデザインシミュレーション(高齢者や色弱者の立場に立った視覚の疑似体験、デザイン検証)も可能。
シミュレーションでは、ショップサイエンス・ラボに常設した汎用器具に対象のPOPやパッケージを設置し、デザインや構造などの検証を実施。バーチャル空間でパッケージの見え方や形状の検証ができるCGシミュレーションもできる。
同社では今後、店頭を起点としたクロスメディア化の重要なツールとして、ネットワーク型デジタルサイネージの最適な活用方法なども研究開発するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
パッケージ版のグループウェアを利用する企業の中には、利用製品のサポート終了などをきっかけに、乗り換え先の選定に課題を抱えている企業も少なくない。中小企業向けグループウェアからの乗り換え事例から、そのヒントを解説する。
Excelは手軽で便利なツールである一方、Excelを使用した台帳管理や申請業務は時間や手間がかかるなど業務効率の面での課題が付き物だ。その解決策としてノーコードツールを活用した業務改善方法を、得られる効果・事例とともに解説する。
企業内での情報共有に不可欠なグループウェアだが、多機能であるが故に、製品選定に悩む企業は多い。そこで本資料では、選定時のポイントを詳しく解説しながら、国内外の主要なグループウェア製品を機能/コスト面で比較する。
フリーアドレスの導入によって、働き方の自由度が飛躍的に高まった一方で、制度そのものが形骸化し、本来の価値を引き出すことができていないケースも散見される。こうした現状をリーズナブルに解消するというソリューションが登場した。
サイバー侵害を特定して封じ込めるために平均で280日の日数がかかるともいわれる中、セキュリティ対策には進化が求められている。そこで注目されるクラウド型シングルプラットフォームを取り上げ、期待できるビジネス価値を解説する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...