F5、仮想化対応を強化したSSL VPNアプライアンスの最新版NEWS

F5は、SSL VPN装置の最新版を発表。仮想アプライアンス版が追加され、最新OSなどにも対応した。

2010年07月22日 15時28分 公開
[TechTargetジャパン]

 F5ネットワークスジャパンは7月22日、SSL VPNアプライアンスの最新版「FirePass 7.0」を発表した。新たに仮想アプライアンス版をラインアップするなど、コスト面、導入の多様性といった面でユーザーの要望に応えられるとしている。

 FirePassは、SSL対応のWebブラウザさえあればどこからでもリモートアクセスができるSSL VPNアプライアンス。最新版の特徴は、仮想デスクトップ環境に対応した点。VMware ViewのWebクライアントと統合でき、ユーザーは追加のクライアントを配布することなくリモートユーザーにVMware Viewを導入できる。

 さらに、エンドポイントでのセキュリティ機能も強化され、実行ファイルを除くファイルの暗号化、64ビットOSのサポートを実現した。Windows 7のほか、Mac OS Xや各種Linux環境、iPhoneなどのモバイル端末に対応。ファイアウォール、アンチマルウェア機能を提供する。

 同社では、企業の在宅勤務導入など、今後リモート接続を利用した新ジャンルの製品に対する需要の拡大を見越しており、今回の仮想環境への対応強化も、さまざまな運用形態への柔軟な対応を促進するものであるとした。

画像 FirePass 7.0のハードウェアアプライアンス版「FirePass 4100」

 参考価格(税別)は、ハードウェアアプライアンス版が同時接続数10ユーザーの場合で1ユーザー当たり15万3万円。仮想アプライアンス版はその10分の1〜20分の1に当たる1万4400円(同時接続数100ユーザーの場合)から提供するとしている。

関連ホワイトペーパー

アプライアンス | SSL | VPN


ITmedia マーケティング新着記事

news060.jpg

Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...