ERP神話を超えて――変化する企業のIT投資識者が語る「ERP製品選択の目」:IDC Japan 赤城知子氏

国内のERP市場が低迷している。2009年のERP市場は前年と比べて11.4%のマイナスだった。背景には景気減退があるが「ERP神話」の陰りも大きい。IDC Japanの赤城知子氏に聞いた。

2010年10月20日 08時00分 公開
[垣内郁栄,TechTargetジャパン]

 「決定力のあるソリューションがない」。調査会社、IDC Japanのソフトウェア&セキュリティ グループマネージャー 赤城知子氏は国内のERPパッケージ市場をこうみる。企業のIFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)対応で一定の需要拡大は期待できるが、低迷する国内ERP市場を再び成長させるには弱い。赤城氏は「IFRS適用を機に経営とITをどう結び付けるかを検討することが、ERPベンダーにとって重要だ」と話す。

2000年以来で初のマイナス成長

関連ホワイトペーパー

ERP | 経営 | 業務プロセス | IT戦略 | IT投資


ITmedia マーケティング新着記事

news186.jpg

世界のブランド価値ランキング 「フェラーリ」が成長率トップの一方で「テスラ」は……
Interbrandが毎年発表する世界のブランド価値評価ランキング「Best Global Brands」の202...

news140.jpg

「リスクヘッジ購買」の実態 購入後に生活者が気にしていることとは?
電通デジタルは、「EC・店頭をまたぐ購買行動実態調査2024」を実施した。コロナ禍の行動...

news052.jpg

ホンダがアイルトン・セナ登場の感動動画をリリース F1ブームが世界で再燃する背景に何が?
米国でモータースポーツの人気が再燃している。Hondaの新たな広告動画では、F1のアイコン...