中古ストレージ機器を購入すれば多額のコスト節約になるかもしれないが、購入前に確認すべきポイントが幾つかある。
中堅・中小企業(SMB)の多くは中古ストレージ機器の購入はコストの節約になると考えがちだ。確かに初期費用は節約できるかもしれないが、注意すべき落とし穴もある。
中古のストレージ機器を買う際にまずチェックすべきは「保証の有無」だ。さらに大切なこととして、ストレージシステムの新製品には大抵の場合、ライフタイム保証が付かない。一般的に新製品の保証期間は数年のみで、所有者が変わると持ち越せないこともある。
中古ストレージ機器の購入では、ストレージメディア(HDD)が含まれない場合も非常に多い。企業や組織はHDDに重要なデータを保存している。中古ストレージ機器の販売業者がHDD込みでシステムを販売する意向だったとしても、そのHDDは本当に信頼できるのだろうか。HDDは時間の経過とともに劣化する。そのHDDがどのくらいの間使われていたのかは分からない。中古ストレージシステムに投資するなら、HDDは新しいものを使った方がよさそうだ。
新しいHDDを買うことにした場合でもそうでない場合でも、いずれHDDが劣化すれば交換が必要になる。従って、中古ストレージ機器に投資する前に、その機器に対応したHDDがまだ購入できるかどうか確認する必要がある。
ほとんどのHDDは標準規格のインタフェースを使っているが、中には何年も前にすたれた規格のSCSIを使っているものもある。下調べを怠れば、もうHDDが手に入らないストレージアレイを購入する羽目になりかねない。
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HDDの容量が30TB超になると同時に、ストレージ技術はさまざまな進化を続けている。そうした中でもインタフェースに「SATA」(Serial ATA)を採用したHDDが変わらずに使われ続けている。なぜなのか。
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