Cognosは最新バージョンのリリースによって、従来のプラットフォームからビジネスアナリティクス(BA)にふさわしい意志決定システムへと進化した。
「Microsoft SQL Server 2008 R2」+「Excel 2010」が目指すセルフサービスBI
BIを超えた分析力を企業文化に根付かせる「SAS Enterprise BI Server」
独自の連想技術でインメモリ処理を実現する超高速BI「QlikView」
急速なグローバル化や経済構造の転換などに伴い、迅速かつ大胆な経営判断を迫られる現在、日々蓄積し続けるデータを可視化してビジネスの確実性を高めたいと考えるところに、ビジネスインテリジェンス(BI)が求められている理由がある。しかし、単に蓄積したデータを分析し、現状の見える化の鮮度を高めることができても、戦略的に将来の予測を立て、ビジネス施策の実施から効果検証までを把握することは難しい。
IBMのBIブランドであるCognosシリーズは、その課題に真正面から向き合って、最新版となる「IBM Cognos Business Intelligence v10.1」(以下、Cognos 10)を2010年11月にリリース。過去のデータを対象とした集計や可視化といった従来のBIの枠を超え、リアルタイム情報のモニタリング、シナリオモデリング、予算計画、予測分析力の強化などを可能にしたビジネスアナリティクス(BA)へと機能を拡大した。
BI(インテリジェンス)からBA(アナリティクス)へのシフトはBIベンダーのトレンドとなっているが、IBMではアナリティクスを単に「情報を分析すること」と捉えるだけではなく、「ビジネスを把握・掌握すること」と定義している。
日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 ビジネス・アナリティクス事業部 Cognosクライアント・テクニカル・プロフェッショナルズ 部長 京田雅弘氏は、「ビジネスプロセスを把握・掌握することで、次のビジネスアクションにつなげるための洞察を、できるだけ早く導き出すことがBAの目的です」と語り、それを実現するのがCognos 10だと強調する。
では、それを裏付ける各種の機能について見ていこう。前バージョンから引き継いだ機能もあれば、Cognos 10で新たに加わった機能もある。キーワードは、思考(Think)、連携(Connect)、そして実行(Do)だ。
次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...
GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...
B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...