2012年06月21日 09時00分 公開
特集/連載

VMwareの認証が鍵となるFCoE、バックエンドストレージで注目のInfiniBandストレージネットワーキング技術の最新事情(後)

FCoEとInfiniBand。データセンターと仮想サーバとの統合を検討する上では欠かせない2つの技術について、市場動向や導入傾向などを交えながらその最新動向を紹介する。

[Carol Sliwa,TechTarget]

 多くの大企業のIT部門がデータセンターと仮想サーバの統合を検討している。インフラストラクチャのアップグレードに当たっては、最新のストレージネットワーキング技術の導入を考える必要がある。前編「帯域幅のアップグレードに温度差があるファイバーチャネルとイーサネット」に続き、データセンターのストレージネットワーキングインフラの最新事情を紹介する。今回は、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)とInfiniBandを取り上げる。

10ギガの普及とともに着実に浸透している「FCoE」

 標準化作業が完了し、FCoEに関する制約はほぼ解消された。これにより、IT部門はエンド・ツー・エンドでサーバ/ストレージ間にロスのない10ギガビットイーサネットおよびFCoE技術を、ネットワークコアにもマルチホップのスイッチ・ツー・スイッチFCoEを導入できるようになった。

 しかし業界アナリストによると、実際のところ、ほとんどのアーリーアダプターはFCoEを現在も集約型スイッチ「トップオブラックスイッチ」間でしか利用していないという。トップオブラックスイッチはLANのトラフィックとFC-SANのトラフィックを分割し、ストレージトラフィックはFC経由でコアスイッチとストレージアレイに流れる。

 Dell'Oroは、FCoEスイッチポートの2012年の出荷数は139%増。利益は43億7300万ドルから91億9600万ドルと対前年比で110%増になると予測する。また、2013年のスイッチポート市場も、引き続き売上高が74%増、出荷数が78%増と好調に推移すると見ている。いずれの年も、モジュラーシャーシベースのダイレクタレベルスイッチに代えて、固定コンフィギュレーションスイッチ(トップオブラックと埋め込みブレードサーバを含む)が主力になるという。

 「10ギガの普及とともに、FCoEは波に乗るだろう」とWikibonのミニマン氏は語る。「FCoEが現行製品を全て駆逐するわけではないが、今後着実に浸透していく」

ITmedia マーケティング新着記事

news022.jpg

「サイト内検索」ツール(有償版) 国内売れ筋TOP10(2021年7月)
サイト内検索(サイトサーチ)ツールは検索窓から自社サイト内のコンテンツを正確に、効...

news139.jpg

SNSの利用時間は77.8分、Instagram利用率は50%超え――Glossom調査
スマートフォンでの情報収集に関する定点調査。スマートフォンの利用時間は順調に増加し...

news061.jpg

インフルエンサーがスポーツ観戦で最も利用しているSNSは「Instagram」――LIDDELL調べ
東京五輪の開催中に情報収集や投稿でSNSを活用すると回答した人は全体の96.9%に上りまし...