iCloudを社内で勝手に利用してもらっては困る。そう考えるIT管理者は少なくないだろう。iPhoneなどのiOS端末の場合、iCloudの利用を容易に制限できる方法がある。
会社の環境でコンシューマーサービスを管理するのは、困難なこともある。だが米Appleのモバイルデバイス管理(MDM)用API(MDM API)を利用すれば、従業員のiOS端末からAppleのクラウドサービス「iCloud」へのアクセスをIT部門が管理できる。
iCloudは、iOS端末とMacintoshのユーザーが自動的にバックアップを取得したり、複数の端末からデータへアクセスしたりできる便利なサービスだ。だがこれらは管理者にとって、従業員に最もしてもらいたくないことでもある。
iPadやiPhoneからiCloudへのアクセスを制限するためには、MDM製品が必要だ。サードパーティーのMDM製品は、AppleのMDM APIを介してiOS端末と通信。管理者が端末に設定をプッシュ配信して特定のポリシーを強制できる。
MDMで端末に設定を施すプロセスは、どのベンダーの製品を利用するかによって異なる。一般的には、メーカーが提供するアプリケーション経由、またはWebポータル経由のいずれかの方法で設定する。端末の登録を済ませたら、管理者はMDM製品を使って端末の設定ができる。
AppleのMDM APIで管理者が管理、制限できるのは、iOS端末の特定の機能に限られる(参考:AppleのiOS標準MDMでできること、できないこと)。iCloudについて管理・制限できる機能は以下の通りだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...