フォースメディアがSAS HDを搭載可能なラックマウント型のNAS製品群「QNAP TurboNASシリーズ」の3機種を販売開始。同時に製品の導入前評価や性能測定などに活用できる検証センターも開設した。
フォースメディアは2013年10月30日、NAS(Network Attached Storage)製品群「QNAP TurboNASシリーズ」(開発元:台湾QNAP Systems)の新機種の販売を開始した。
今回販売を開始したのは、SAS(Serial Attached SCSI) HDDを搭載したラックマウント型NASの3モデル。2.5インチ搭載専用の24ベイモデル「SS-EC2479U-SAS-RP」(2Uサイズ)と、2.5インチ/3.5インチの両ドライブを搭載可能な12ベイモデル「TS-EC1279U-SAS-RP」(2Uサイズ)、16ベイモデル「TS-EC1679U-SAS-RP」(3Uサイズ)の2機種だ(画像)。
ハードウェアは、CPUに「Intel Xeon 3.4GHzクアッドコアプロセッサ」を採用。「DDR3 ECC RAM」を8Gバイト搭載し、最大32GバイトまでRAMの増設が可能だ。LANポートはギガビットイーサネット(GbE)を4ポート、オプションで10GbEカードを追加できる。また、最新OS「QTS4.0」を搭載。RAID拡張エンクロージャーを最大8台まで増設可能で、500Tバイトを超えるストレージ容量を実現。複数のRAIDグループを束ねたストレージプールを構築し、その上で複数のボリュームやLUN(論理ユニット)を作成できる。
今回の新シリーズでは運用管理機能も強化。搭載された個々のHDDのステータスを視覚化して、その状態を一覧把握できるようになった。さらにソリッドステートドライブ(SSD)キャッシュによるI/Oアクセスの高速化や、「vStorage API for Array Integration」(VAAI)や「Microsoft Hyper-V ODX」など仮想化環境との連携を強化した。
フォースメディアによると、新シリーズは企業の基幹インフラや教育機関、研究機関などでの利用にも適しているという。同日、フォースメディアはQNAP TurboNASシリーズの導入前評価や、各種オプションを含めた性能測定などに活用できる「QNAP検証センター」を開設した。
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