VMwareがDaaSを手掛ける米Desktoneを買収したことは、VDIソリューション「VMware Horizon View」に少なからず影響を及ぼすだろう。今後、Desktone製品とHorizon Viewがどのように調和するかを予想した。
米VMwareは2013年10月中旬に、DaaS(Desktop as a Service)を提供するためのマルチテナント型デスクトップ仮想化プラットフォームを手掛ける米Desktoneの買収と、VDI(仮想デスクトップインフラ)ソリューション「VMware Horizon View 5.3」の機能強化を相次いで発表した。これらの動きは同社の長期的なデスクトップ戦略にとってどのような意味を持つのか。
VMwareは2013年8月最終週に開催した米国でのイベントVMworld 2013 U.S.で、Desktoneとの提携を発表し、その後すぐさま同社を傘下に収めたことになる。その短期的な効果は分かりやすいが、VMwareの主要なデスクトップ仮想化技術であるHorizon Viewへの影響は読みにくい。
われわれデスクトップ仮想化業界の関係者は、VMwareとDesktoneの提携を知ったとき、VMwareとDesktoneが協力して手掛けるDaaS製品と、Horizon Viewの間では、統合は行われないことを理解した。クラウドバースティングや自動化などに関する協業は行われず、共同ブランディング(マーケティング)が展開されるだけとのことだった。それはうなずけた。両製品の技術基盤は非常に異なっており、当時の両社は別々の会社だったからだ。だが、今ではそうした理屈は当てはまらない。DesktoneとVMwareは同じ会社だ。そこで、Desktone製品とHorizon Viewが将来、どのように調和する可能性があるかを予想してみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...