AWSの安全性を高める「サービスとしてのセキュリティ」、利用急増の理由は?IaaSとセキュリティサービスの一体形

企業のIT部門の中にはセキュリティ対策をクラウドにアウトソーシングしているところもある。だが先端を行く一部の企業は、サービスとしてのセキュリティと、サービスとしてのインフラを組み合わせている。

2013年12月18日 08時00分 公開
[Beth Pariseau,TechTarget]

 新興企業を中心に、「Security as a Service」(サービスとしてのセキュリティ)が浸透しはじめている。ITベンダーの米JumpCloudは、全てがひとまとめになった監視サービスをSecurity as a Serviceとして提案するベンダーだ。同社のエージェントベースのソフトウェアは、侵入検知と防止、情報喪失防止、「Active Directory」と連携させたID・アクセス管理に対応する。また、相互のTransport Layer Security(TLS)プロトコルを通じてデータをJumpCloudに送り、JumpCloudで問題や攻撃を検知して、システムが不正アクセスされた場合は警告を出すことも可能だ。

 いち早くJumpCloudを採用したマーケティングソフトウェアの新興企業、米TapInfluenceのマックス・パリス業務担当ディレクターは、運用とインフラを1人で担っている。従って、セキュリティをサービスプロバイダーにアウトソーシングするのは同氏にとって理にかなう。

 計40台ほどのサーバで構成されるTapInfluenceのインフラは全て「Amazon Web Services」(AWS)で運用されている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news066.jpg

トランプ氏勝利で追い風 ところでTwitter買収時のマスク氏の計画はどこへ?――2025年のSNS大予測(X編)
2024年の米大統領選挙は共和党のドナルド・トランプ氏の勝利に終わった。トランプ氏を支...

news043.jpg

AI導入の効果は効率化だけじゃない もう一つの大事な視点とは?
生成AIの導入で期待できる効果は効率化だけではありません。マーケティング革新を実現す...

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。