「iOS 8」で、モバイルデバイス管理(MDM)とセキュリティの両方を強化した米Apple。企業利用の拡大を目指して強化された、iOS 8の企業向け機能をおさらいしよう。
米Appleは、新モバイルOS「iOS 8」のリリースで企業向け路線をさらに進めた。具体的には、モバイルデバイス管理(MDM)ツール類を投入し、認証セキュリティを整備・強化した。
iOS 8では、デジタル証明書を使ったシングルサインオン(SSO)で、端末とデータのセキュリティを強化。パスコードの保護対象にできるアプリケーションの種類も増やした。同時に、IT部門が端末を管理するための機能が向上し、データの保護や同期、削除などの操作をこれまで以上に便利にした。
他のモバイルOSと比べると、iOSは依然として閉鎖的だ。だがAppleは、IT部門と従業員の間の風通しを良くしようと考え、従業員の端末に対するMDM設定に関して相互のコミュニケーションを高める機能を強化している。
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