Androidアプリの8割がユーザー情報を収集、“極悪アプリ”はどう見分ける?iOS狙いのアドウェアも増加

個人情報を収集するなど、危険な振る舞いをするモバイルアプリは想像以上に多い。企業のIT担当者が、モバイルアプリの危険性を判断するための6つのチェックポイントを示す。

2015年04月15日 08時00分 公開
[Lisa PhiferTechTarget]

 モバイル技術の進歩に伴い、不正侵入や悪質な動作をするモバイルアプリケーションも進化している。IT担当者は、モバイルアプリのセキュリティリスクに後れを取ることのないよう、利用できる限りの対策を講じる必要がある。

 危険なモバイルアプリは、IT管理者が定義ファイルで検出できる従来型ウイルスとは違う。昨今のモバイルマルウェアには、ユーザーから金銭を詐取しようとするプログラムが増えている。米Googleの「Android」を対象としたアドウェア、ショートメッセージングサービス(SMS)型トロイの木馬などがそれだ。

 侵入型のモバイルアプリもますます出回っており、端末IDや位置情報、利用状況、SIMカード番号などを収集してユーザーのプライバシーを脅かす。米McAfeeの研究機関であるMcAfee Labsによると、Androidアプリの82%は何らかの形でユーザー情報を収集しており、米Appleの「iOS」ユーザーも安全ではないという。

 本稿では、ユーザー企業にとって安全なアプリを見分け、従業員が必要とするアプリから脅威を排除するためのベストプラクティスを紹介する。

モバイルアプリの脅威

ITmedia マーケティング新着記事

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...

news098.jpg

イーロン・マスク氏がユーザーに問いかけた「Vine復活」は良いアイデアか?
イーロン・マスク氏は自身のXアカウントで、ショート動画サービス「Vine」を復活させるべ...

news048.jpg

ドコモとサイバーエージェントの共同出資会社がCookie非依存のターゲティング広告配信手法を開発
Prism Partnerは、NTTドコモが提供するファーストパーティデータの活用により、ドコモオ...