Windowsデスクトップアプリをモバイル端末から操作可能にする技術が充実しつつある。従来は操作性に難があるなどの課題も多かったが、技術進化でこうした課題が解消に向かいつつある。
デスクトップとアプリケーションの仮想化ツールは今もなお進歩している。こうした仮想化ツールは応答性の改善が進んでいるだけでなく、セキュリティも強力だ。こうした技術進化のおかげで、Windowsデスクトップアプリケーションを仮想化してモバイル端末で使用することは、今までにないほど現実味を帯びている。
タッチ操作ベースのユーザーインタフェース(UI)は、アプリケーションの利用方法に革命をもたらした。だが、モバイル端末でWindowsデスクトップアプリケーションを実行した場合の動作は、現時点でも十分とはいえない。
Windowsベースのアプリケーションの大半はマウス操作ありきで、従来の右クリックボタンやスクロールホイールは今でも重要だ。そもそもマウスがなければ実行できないものもある。
仮想化されたデスクトップやアプリケーションのパフォーマンスは一般的に、物理的なデスクトップPCで稼働する両者のパフォーマンスとは異なる。そのため、高度なグラフィック処理能力が必要なアプリケーションをモバイル端末で使うことは諦めるしかなかった。具体的には、コンピュータ支援設計(CAD)システムや地理情報システム(GIS)などである。
だが時代は移り変わり、新たな可能性が次から次へと見いだされるほど仮想化技術は進化している。
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