「Windows 10」のユニバーサルアプリ、PCとスマホ、Xboxで同じアプリが動くは本当か画面解像度という制約も

「Windows 10」の主な特徴の1つであるユニバーサルアプリ。あらゆる種類のWindows 10デバイスでアプリケーションを動作させることができるという。ただ、画面の解像度という問題が存在する。

2015年08月06日 08時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
Windows 10のデスクトップ《クリックで拡大》

 米Microsoftの最新OS「Windows 10」は、PCやタブレット、スマートフォンをはじめ、ゲームコンソールやウェアラブル端末などのプラットフォームでも利用可能だ。ただ、全てのWindows 10デバイスを通じて互換性のあるアプリケーションはユニバーサルアプリだけである。

 ユニバーサルアプリの仕組みにより、アプリケーションはデバイスの種類に関係なく、いかなるWindows 10プラットフォームでも動作することができる。しかしながら、ユニバーサルアプリは、全てのプラットフォームで必ずしも同じように表示されるわけではない。

 ユニバーサルアプリのアプリケーションコードは、画面解像度に基づいてアプリケーションの表示領域を調整する。そのため、スマートフォンなどの解像度の低いデバイスと、より解像度の高いデバイスとでは、アプリケーションの表示方法が異なることがある。高解像度のデバイスでアプリケーションのウィンドウサイズを小さくすると、アプリケーションは表示方法を再調整し、低解像度のデバイスと同じインタフェースに切り替わる。

 Windows 10のインタフェースの大部分は、あらゆる種類のデバイスにおいて共通している。ユニバーサルアプリについてもデバイスの種類に関係なく(画面の解像度は除いて)共通である。

 ただ、Windows 10のデスクトップモードは、全てのデバイスで利用できるわけではない。デスクトップモードに対応するのは、PCと一部のタブレットのみである。「Windows Phone」と「Xbox One」、タブレットの一部機種は非対応となっている。これは、全てのWindows 10デバイスでデスクトップアプリケーションを操作させることは不可能だ、ということを意味する。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...