脱ソフトウェア衝動買い
どうして買った? 一度も使っていないソフトウェアを減らすには(1/2 ページ)
IT担当者の人員不足や複数部門による別々の製品導入などにより発生する、一度も使用されていないソフトウェア。管理が煩雑になるための減らしたいがどうすればいいのだろうか。
企業における「シェルフウェア」(※)の問題が増大している。原因の多くはIT担当者の働き過ぎや人員不足、あるいは複数部門が同じ目的を達成するために別々の製品を導入していることにある。シェルフウェアを避けるための最善の方法とは。新製品の調達と製品の刷新を管理するにはどのような種類のベンダー管理システムが優れているのだろうか。
※企業が必要性を認めて購入したものの、一度も使用されていないソフトウェア。
米調査会社Osterman Researchが米セキュリティ企業Trustwaveと共同で2015年1月に発表した調査によると、調査対象の組織の28%は、セキュリティ関連ソフトウェアへの投資を完全には活用できていないと回答した。報告書では、シェルフウェアが発生する主な原因を幾つか挙げており、その1つとしてIT部門の19%はソフトウェア導入のための十分な知識を持っていないことを指摘する。
幸いなことに、シェルフウェア問題を避ける方法は幾つかある。
まず、何でも欲しいと思ったものを購入しないこと。もし会社でその製品が必要かどうか、あるいは欲しいのかどうかを決めかねているのなら、それがはっきりするまで購入しないのが一番だ。不要な製品は購入しない。欲しいと思った製品でも、必要性がはっきりしない場合は、概念実証(POC)または試験利用を通してニーズを見極める。会社で自由に使える予算が有り余っている場合やセキュリティ製品の調査を職務とする従業員を採用している場合を除き、一度も使用しない製品を調達するのは無駄であり、無責任だ。
次に、会社で購入するのは実際に利用できる製品のみとしなければならない。Osterman Researchの調査報告書によると、回答企業の35%は、IT担当者が忙し過ぎてセキュリティ製品を導入する時間がないと答えた。衝動買いは消費者の小売製品に限ったことではない。多くの場合、組織も宣伝キャンペーンに乗せられたり、最近相次いで脚光を浴びた情報流出事件を発端に、セキュリティソリューションのトレンドについて大々的に伝えるニュースに反応したりする。こうした宣伝やニュースで緊急に対応を要するとの思いに駆られ、企業はそれに反応して一見適切と思える製品を購入する。だがIT担当者は担当すべき製品が多過ぎて、十分な時間が取れない。
組織は出費を無駄にしてはいけない。多くのセキュリティ部門は、本年度の予算を使い切れなければ翌年に持ち越すことができずにその分を失うか、次年度の予算がその分だけ削減されるというジレンマを経験している。結果として、割り当てられた予算の残りを使い切るためだけに製品を購入する。
バンドル製品にも目を光らせる必要がある。シェルフウェアにありがちなのが、ベンダーから調達した製品に、特典としてまたは、その業者から購入する目的で、別の製品をバンドルするといったことだ。セキュリティパッケージは割引価格で、場合によっては無償で提供されることもある。だがそれは放置を正当化する理由にはならず、問題が発生したことを説明しているにすぎない。
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