イグアス、日本IBM“CAMSS製品”の評価・検証施設を開設NEWS

イグアスは、日本IBMパートナー企業の製品/サービス開発を支援する評価・検証センターを開設。日本IBMのクラウド、アナリティクス、モバイル、ソーシャル、セキュリティ製品の評価・検証を可能にする。

2015年11月02日 19時00分 公開
[西本愛子TechTargetジャパン]

 JBCCホールディングスのグループ会社であるイグアスは2015年11月2日、日本アイ・ビー・エム(IBM)のパートナー企業向けにクラウド、アナリティクス、モバイル、ソーシャル、セキュリティ(CAMSS:キャムズ)領域の製品の評価・検証を支援する施設「CAMSSセンター」を同日に開設したと発表した。

 CAMSSセンターはアプリケーション開発企業をはじめとするパートナー企業の利用を想定。今後の企業経営に必要とされるCAMSSテクノロジーを活用したシステム提案の一環として、日本IBMが提供する各種ソフトウェア、ハードウェア、クラウド環境などの検証環境を完備している。パートナー企業は、ネットワークを通じて遠隔地からこうした検証環境を利用できる。セキュリティを確保しながら、迅速なソリューションの開発と初期費用の低減を実現するという。

 またCAMSSセンターでは、アプリケーション開発企業に対して日本IBMの最新製品/サービスの研修プログラムを順次提供。IBM製品/サービスを活用した独自製品/サービスの開発と提案活動を支援する。パートナー企業の技術者や営業担当者は同センターを通じて、IBM製品/サービスに関する新しいテクノロジーや開発手法、運用ノウハウの習得が可能となる。

 イグアスは、CAMSSセンターの開設に伴い、テクニカルサポート要員による各種検証/研修サービスを提供する。第1弾として、日本IBMのミドルウェア製品のバージョンアップ検証や、パートナーが提供する製品/サービスのマルチOS環境での動作検証、ストレージ製品の検証、「IBM SPSS」をはじめとするアナリティクス製品の研修などの提供を開始する。

 また日本IBMは、IBMのクラウドコンピューティング、ビッグデータ解析、モバイル、ソーシャル、セキュリティ分野のテクニカルサポート要員をCAMSSセンターに配置することで、組織の課題解決を支援する。

 CAMMSセンターで提供する主要なサービスメニューを以下に示す。

  • 「CAMSSセンター」提供メニュー
    • ソフトウェア検証環境の提供
      • CAMSSソリューションなどの検証及およびバージョンアップなど各種検証
    • ハードウェア検証環境の提供
      • 最新製品の検証、さまざまな環境接続の検証、パフォーマンス測定などの検証
    • デモ、セミナー、研修の実施
      • 製品のご紹介および、CAMSSソリューションの設計・導入の研修、各種製品設定方法のハンズオン研修などを実施
    • 機器の貸し出し
    • 遠隔地からの利用を目的とした広域ネットワークの提供

 また、上記サービス提供のために、次の環境を用意している。

  • 動作確認ができる主な製品/サービス
    • ハードウェア
      • サーバ「IBM Power System S814」、ストレージ「IBM Storwize V7000」「IBM FlashSystem 840」など
    • ソフトウェア
      • IBM SPSS、メールシステム「IBM Verse」、モバイルアプリケーション開発・運用基盤「IBM MobileFirst Platform」、データベース監査製品「IBM InfoSphere Guardium」、セキュリティアプライアンス「IBM DataPower」など

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