“モバイルファースト”バブルに踊らされないための4つのルールCIOがビジネス向けモバイルアプリ開発で留意すべきこと

IT企業の最高情報責任者(CIO)は、“モバイルファースト”指向の企業に広がる熱狂的な動きに踊らされることなく、モバイルアプリ開発にはバランスのとれたアプローチをとるべきだ。

2015年11月19日 08時00分 公開
[Niel NickolaisenTechTarget]
iPad Pro オフィス内にも浸透する“モバイルファースト”の掛け声。PC不要論は現実味を帯びてきているが……(写真は米Appleの「iPad Pro」)《クリックで拡大》

 IT企業の社員が「当社は“モバイルファースト”戦略を追求しています」といった営業の電話を掛けてくる。ベンダーが「当社をお選びいただければ、至高のモバイルアプリを提供します」といったメールを、頼んでもいないのに送ってくる。今度同じようなことがあれば、筆者は叫びながらオフィスを駆け出しまうかもしれない。

 分かっている。モバイルは非常に重要だし、喫緊の課題だ。優先事項のなかでもトップに据えるべきだろう。人生を変えるようなモバイルビジネスアプリがひらめくよう、チームの創造性を解き放つべきだ。それから、それから……、分かっているとも。

 だが、深みにはまる前に、ビジネス向けモバイルアプリについて、ある程度バランスの取れたアプローチを採用する方法を考えたい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news129.jpg

「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。

news046.jpg

代理店にもAIにも「丸投げ」はダメ 成果報酬型マーケティングを成功させるポイントは?
「成果報酬型マーケティング」を実現する上でインターネット広告業界が直面する課題とは...

news186.jpg

YouTubeやTikTokの利用時間、20代以下ではテレビを圧倒 どれだけ差がついた?
YouTubeやTikTokでのコンテンツ視聴は購買行動に関係しているのか。PRIZMAが10代から30代...