教育機関のIT活用を下支えする無線LANは、利便性が高い半面、課題も少なくない。無線LANの導入や運用で、教育機関が見落としがちな課題を整理する。
2015年の現在、企業をはじめとする組織のIT活用は、本格的な「クラウドコンピューティングの時代」に突入したといっても過言ではない。教育機関であっても、その状況は変わらない。ただし、教育機関がクラウドのメリットを享受するために、絶対的に必要なものがある。それはネットワークの整備だ。
クラウドサービスを利用する端末に目を向けると、教育機関で導入が検討されている端末のほとんどはクライアントPCではなくタブレットである。タブレットのほとんどは有線LANの接続端子を装備しておらず、無線ネットワークの利用が前提となっている。こうした状況を考慮すると、教育機関のネットワーク化には必然的に無線LANが必須となることが分かる。
家庭や個人で無線LANを利用する際は、それほど考慮することはない。だが教育機関のように、特定の場所で多くの人が無線LANを利用する場合、無線LAN特有のさまざまな問題が発生する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
製造業の8割が既存顧客深耕に注力 最もリソースを割いている施策は?
ラクスは、製造業の営業・マーケティング担当者500人を対象に、新規開拓や既存深耕におけ...
「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。
新規顧客獲得と既存顧客のLTV向上、それぞれのCRO(コンバージョン率最適化)について
連載第4回の今回は、新規顧客の獲得と既存顧客のLTV(顧客生涯価値)、それぞれのCRO(コ...