2016年01月08日 08時00分 公開
特集/連載

生産性が向上せず効率化もしない、企業の間違ったIT導入の実態社員は時間の40〜80%を無駄な業務に「浪費」

企業はITを導入し、業務のデジタル化を進めてきた。しかし、40年前は5%だった経済成長率は1%に低下している。これは、IT化、デジタル化を間違ったやり方で行ったからだ。

[Bill Goodwin,Computer Weekly]
Computer Weekly

 何十年もテクノロジーに投資してきたにもかかわらず、企業の生産性が向上しなくなっている。経営コンサルタント企業の米Boston Consulting Group(BCG)が行った調査で、デジタルテクノロジーを推進しているにもかかわらず、主要国経済の生産性が全体的に低下していることが明らかになった。

Computer Weekly日本語版 1月6日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 1月6日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

 BCGのピープル・オーガニゼーション・プラクティスのシニアパートナーを務めるイブ・モリュー氏によると、1970年代の経済大国上位15カ国は年間経済成長率5%を記録していたが、現在は1%に落ち込んでいるという。英国の経済成長率に至っては、2006年以降0%の横ばい状態だ。

 BCGによると、この問題の根幹は企業がイノベーションテクノロジーを導入しても、それが企業内の他部門のイノベーションとつり合っていないことにあるという。

 「新しい情報テクノロジーや通信テクノロジーを導入しても、組織の改革や連携がなければ、生産性への影響が期待に反するものになることは確実だ」とモリュー氏は指摘する。

 現在の企業が行っている業務編成は40年前と何ら変わらない。だが、世の中ははるかに複雑になっていると、仏パリで開催された人事(HR)テクノロジーに関するカンファレンス「HR Tech World Congress」で、同氏は企業の代表者に向けて講演した。

複雑さを残したデジタル化

 企業は業務をデジタル化し、その結果として最高デジタル責任者やデジタル専門家が急増している。

 BCGの調査は、企業が効率化を進めたのではなく、複雑な業務をそのまま自動化しただけであることを示している。

ITmedia マーケティング新着記事

news111.jpg

NECが取り組む営業のデジタルシフト 「会えば何かが起こる」から「先に課題を提示できる」営業へ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴い企業活動の在り方も大きな変更を迫られ...

news137.jpg

「メディアの伝えることの信頼性が気になった」65.1%――博報堂DYメディアパートナーズ調査
「緊急事態宣言解除後のメディア接触調査」の結果から見えてきた3つのこととは。

news055.jpg

外出自粛による「孤立感」は案外低く「所有意向」は上昇 新型コロナによる意識変化――日本テラデータ調査
新型コロナウイルスと関連した消費者の不安、不自由、孤立、情報について日本の消費者を...