ファイバーチャネル(FC)ストレージの時代はまだ終わっていない。さまざまな業界アナリストによる市場調査の結果を見ると、FCストレージはまだ広く使用されており、ゆっくりと減少しているようだ。
ファイバーチャネルは終わったという記事がまた出てきているが、今回も大げさな宣告だったらしい。市場調査によると、ファイバーチャネルによるストレージ相互接続はゆっくりとした減少傾向にあるものの、まだテクノロジーの墓場に葬られてはいない様子だ。
ストレージネットワークの動向を追っている米調査会社Dell'Oro Groupの予測では、2019年までの年平均減少率はファイバーチャネル(FC)スイッチポートで3%、サーバとストレージ間の接続とI/O処理を提供するホストバスアダプター(HBA)のFCポートで7〜8%になる見通しだという。
米Crehan Researchの予測では、2019年までの年平均出荷減少率は、FCスイッチ、HBAポートともに5%としている。2008〜2014年の実際の減少率は2%だった。「ファイバーチャネルは広く普及しており、減少は緩やかだ。急にガタ落ちにはならない」とCrehan Research社長のシェーマス・クレハン氏は述べた。
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