SSDを柱にハード最適化を目指す「SQL Server SSD Appliance」が存在する意味SQL Server 2005のEOSも目前に控える(1/2 ページ)

処理性能を高め、導入コストを抑える工夫を凝らした「Microsoft SQL Server SSD Appliance」。この製品はどのようなものか。また、今後のロードマップとは。

2016年01月22日 08時00分 公開
[岡崎勝己]

 業務で処理すべきデータが増加していることを受け、データベース(DB)処理の高速化ニーズは高まり続けている。従来のバッチ処理やOLTP(オンライントランザクション)処理の短期化、より多頻度なデータ分析などの要請にどう対応すべきかで悩むIT担当者も多いはずだ。これを受け、日本マイクロソフトと、パートナーのハードウェアベンダーが2012年に提供を開始したアプライアンスが「Microsoft SQL Server SSD Appliance」(以下、SQL Server SSD Appliance)だ。

 SQL Server SSD Applianceは、SQL Serverの最上位モデルであるEnterpriseエディションと、フラッシュメモリを利用するハードウェアを組み合わせたアプライアンス製品である。その機能面での主な特徴は次の2つ。1つ目は「フラッシュメモリストレージを採用し、処理のボトルネックになりがちなストレージI/Oの高速化を実現した」こと。2つ目は、「最適化された出荷前の事前設定によりユーザー側のチューニング作業を不要とした」ことである。

増大し続けるデータ処理をいかに高速化するか

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...

news098.jpg

イーロン・マスク氏がユーザーに問いかけた「Vine復活」は良いアイデアか?
イーロン・マスク氏は自身のXアカウントで、ショート動画サービス「Vine」を復活させるべ...

news048.jpg

ドコモとサイバーエージェントの共同出資会社がCookie非依存のターゲティング広告配信手法を開発
Prism Partnerは、NTTドコモが提供するファーストパーティデータの活用により、ドコモオ...