評価が分かれるWindows 10のWi-Fiセンサーとの“暫定的”な付き合い方「友達の友達」に個人情報が知られてしまう?(1/2 ページ)

Windows 10の「Wi-Fiセンサー」は、ホットスポット共有を簡単にする機能だ。しかし、セキュリティリスクの可能性や実質的なメリット、他の共有方法と比べた安全性などに多くの専門家が疑問を呈している。

2016年02月21日 07時00分 公開
[Peter LoshinTechTarget]

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Windows 10 | Wi-Fi | IEEE 802.11ac | 無線LAN


Windows 10で利用できる「Wi-Fiセンサー」の有用性とリスクについては今も結論が出ていない

 「Wi-Fiセンサー」はWindows 10で実装した機能だが、その評価は高くない。Wi-Fiセンサーではパブリック/プライベートWi-Fiホットスポットへのアクセスが簡単に共有できるほか、その過程で共有したホットスポットに自動的に接続できるようになる。Wi-Fiセンサーを無効にすることを推奨する専門家もいるが、企業にとって有用だと考える専門家もいる。なお、ユーザー認証にIEEE802.1Xを使用している企業内無線LANの場合、Wi-Fiセンサーではアクセス資格情報を共有できないので、気にする必要は全くない。

 Windows 10のWi-Fiセンサー使用に関連した攻撃、悪用、脆弱(ぜいじゃく)性などについて、まだ報告はないが、一部の専門家は問題が必ず発生すると確信している。それでもMicrosoftはWi-Fiセンサーを便利な機能としてアピールしている。ただ、一般ユーザーのみならずビジネスユーザーにもメリットがあるのは専門家も認めるところだ。

 このように支持と不支持が入り混じるWi-Fiセンサーについて、双方の意見を整理してみよう。

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