チャットツール「Slack」の快進撃が止まらない、UC市場も侵食かチャットツールは成熟期に突入した

チームチャットアプリケーションの機能が豊富になるのに伴い、企業での利用が広がり始めている。同時に、本格的なユニファイドコミュニケーション(UC)プラットフォームとの境界線も曖昧になりつつある。

2016年09月14日 12時00分 公開
[Irwin LazarTechTarget]
Slack チームチャットアプリケーション「Slack」(画像はSlackのWebサイトより)《クリックで拡大》

 人気の高いチームチャットアプリケーションである「Slack」が、企業の間で急速に普及している。Slackの日間アクティブユーザーの数は2016年2月に230万人だったが、同年6月には300万人を突破した。複数の報道によると、Slackの有料アカウントの数は90万を超え、開発元であるSlackの時価総額は2014年の2億5000万ドルから、2016年半ばには40億ドル近くにまで増加した。

 Nemertes Researchが40社のエンドユーザー企業を対象として最近実施した調査も、Slackの快進撃を裏付けている。この調査によると、回答企業の33%がチームチャットアプリケーションを利用している。これは2015年と比べて2.4%の増加だ。チームチャットアプリケーション利用企業の70%近くがSlackを使っているのに対し、「Cisco Spark」を使っているのは30%、その他のアプリケーションを使っているのは2%だった。

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