回答者の約半数は紙業務にウンザリ、調査で見えてきた中堅企業のペーパーレス事情Xerox調査から

欧米の中堅・中小企業(SMB)が今後1年間に、紙ベースの業務プロセスを積極的にデジタル化しようとしていることが、Xeroxのレポートで明らかになった。SMBのペーパーレス化の動向を紹介する。

2016年11月18日 12時00分 公開
[Spencer SmithTechTarget]

関連キーワード

SMB | 業務改善 | 業務プロセス


 欧米の中堅・中小企業(SMB)の81%が今後1年間に、ドキュメントワークフロープロセスから紙を減らすことを目指しており、そのためにこうした企業の多くがデジタル化に取り組もうとしていると、Xeroxの最近の調査で分かった。

 この調査は、米国と欧州のSMBのオーナーおよび経営幹部1000人超を対象としたもの。回答者の46%が、紙主体の日々の業務プロセスで時間を浪費していると考えている。SMBの多くは、紙ベースのプロセスをデジタル化することが、この問題を解決する正しいアプローチだと判断している。回答者の28%はデジタル化の取り組みを実施していると答えており、37%は取り組みを開始したばかりだとしている。12%は、今後1年間にプロセス変更に着手するという。だが、SMBの5社に1社は、紙ベースのプロセスをデジタル化したいと考えているが、紙を使わずに済む選択肢や製品を知らずにいる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...