インターネットと社内LANの間に施すセキュリティ対策としてUTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)は効果的だ。主要ベンダーの製品を紹介する。
今回紹介する統合脅威管理(UTM)の基本情報をまとめた一覧表をPDFファイルで提供しています。上記のリンクからダウンロードしてください。
※製品の選定には、各社それぞれ解釈の幅があります。解説記事と合わせてスペックの違いも十分に吟味し、検討にお役立てください。
統合脅威管理(UTM)はその名の通り、インターネットと社内LANの間で「統合的」なセキュリティ対策を実現するシステムです。インターネットの出入り口(ゲートウェイ)にUTM製品を1台導入するだけで、次のような対策を自動的に実施してくれるため、非常に便利です。
最近のサイバー攻撃は、攻撃そのものが複雑化しているため、1つの防御壁が破られたとしても、他の防御壁でブロックする「多層防御」を取り入れることが重要だといわれています。しかしながら、セキュリティ対策に多くの予算と人的リソースを割り当てることが難しい中堅・中小企業では、多層防御の仕組みを準備することが難しいのもまた事実です。
UTM製品を導入すれば、少ない予算で多層防御を実施できるようになります。特に情報システム部門のメンバーが少ない(または、いない)中堅・中小企業にとってUTM製品はとても重宝することもあり、導入が進んでいます。
本稿では主要なUTMベンダーが販売する、中堅・中小企業向けのUTM製品について機能比較をしました。PDFファイルの一覧表と合わせてご覧ください。
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