APIは現代のネットワーク技術において必須の存在になっている。だがAPIの普及と拡大によってベンダーは、デバイス設定や管理について再考を迫られる。
わずか数年前まで、エンジニアは「API」という用語を聞いたことがあり、恐らくある程度知っているように思っていても、その多くはソフトウェア開発分野の用語だと考えていた。だがソフトウェア定義ネットワーク(SDN:Software Defined Networking)が登場すると、確立されたキャラクタユーザーインタフェース(CLI:命令文を入力してシステムを操作するユーザーインタフェース)の現実的な代替としてAPIの概念が台頭し始めた。今やあらゆる形態や規模のネットワークベンダーにとって、年月や市場への浸透度とは関係なく、APIは最低限必要な防護壁と見なされている。APIはネットワークにおいて今や必要不可欠の存在になっている。APIを理解できず使えないベンダーは取り残され、優位な地位を失うリスクが高まる。
一般的に言うと、APIはデバイスとソフトウェアが直接通信する手段であり、独自のCLIやGUI(グラフィックユーザーインタフェース)といった、ベンダーがこれまで提供してきたあらゆるシステム操作手段を迂回する。APIでは自分自身のインタフェースをプログラムとして用意できる。ただしそれは理念であって、多くの場合、ユーザーが予想あるいは期待するような形では実現できない。意味のある形や役に立つ形では何も実現できないこともある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...