APIは現代のネットワーク技術において必須の存在になっている。だがAPIの普及と拡大によってベンダーは、デバイス設定や管理について再考を迫られる。
わずか数年前まで、エンジニアは「API」という用語を聞いたことがあり、恐らくある程度知っているように思っていても、その多くはソフトウェア開発分野の用語だと考えていた。だがソフトウェア定義ネットワーク(SDN:Software Defined Networking)が登場すると、確立されたキャラクタユーザーインタフェース(CLI:命令文を入力してシステムを操作するユーザーインタフェース)の現実的な代替としてAPIの概念が台頭し始めた。今やあらゆる形態や規模のネットワークベンダーにとって、年月や市場への浸透度とは関係なく、APIは最低限必要な防護壁と見なされている。APIはネットワークにおいて今や必要不可欠の存在になっている。APIを理解できず使えないベンダーは取り残され、優位な地位を失うリスクが高まる。
一般的に言うと、APIはデバイスとソフトウェアが直接通信する手段であり、独自のCLIやGUI(グラフィックユーザーインタフェース)といった、ベンダーがこれまで提供してきたあらゆるシステム操作手段を迂回する。APIでは自分自身のインタフェースをプログラムとして用意できる。ただしそれは理念であって、多くの場合、ユーザーが予想あるいは期待するような形では実現できない。意味のある形や役に立つ形では何も実現できないこともある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、セキュリティの観点から見ると、もはや「安全なツール」とは言い切れない。VPNが抱えるリスクと、その代替として注目されるリモートアクセス技術について解説する。
インターネットVPNサービスの市場規模は増加傾向にあるが、パフォーマンスやセキュリティなどの課題が顕在化している。VPNの利用状況などのデータを基にこれらの課題を考察し、次世代インターネットVPNサービスの利点と可能性を探る。
企業だけではなく自治体でもクラウド活用が進んでいる昨今。中でも業務利用が多いMicrosoft 365には、Microsoft Teamsなど高速かつ安定した回線を必要とするサービスがある。それらを快適に利用するにはどうすればよいのか。
代表的なセキュリティツールとして活用されてきたファイアウォールとVPNだが、今では、サイバー攻撃の被害を拡大させる要因となってしまった。その4つの理由を解説するとともに、現状のセキュリティ課題を一掃する方法を解説する。
顧客や従業員のエクスペリエンスを向上させるとともに、インベーションを促進するには「アジリティ」の強化が鍵となる。しかし昨今、組織のネットワークは複雑化が著しく、アジリティの確保すら難しい。そこで求められるのが「簡素化」だ。
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...