クラウドとタブレットの普及によって、医療現場のIT活用が浸透しつつあります。診療報酬による評価やさまざまな規制緩和は、このムーブメントに対してどのような効果をもたらすのでしょうか。
医療機関のIT化は他の業界に比べて5〜10年は遅れているといわれます。また、医療現場でIT製品を導入する際、スタッフから不安の声が上がるなど、多かれ少なかれ障害が発生します。なぜ、医療現場にITが浸透しないのか。その理由を探るとともに、解決策を考えていきます。
2010年の医療分野でのクラウドコンピューティング(以下、クラウド)の解禁や、2015年の事実上の遠隔診療解禁など、医療ITに新しい波をもたらそうとする規制緩和が進んでいます。これまで遅々として進まなかった医療のIT化が、いま一気に動き出そうとしています。
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