クライアントOS「Windows」やオフィスアプリケーション「Microsoft Office」の場合とは異なり、Microsoftはコラボレーションとビジネスチャット分野への参入で後れを取った。既にSlack TechnologiesやGoogleといった手ごわい競争相手が、社内チャットのニーズを満たすツールを提供している。
こうした中、Microsoftは2017年3月15日、最新のチームコラボレーションツール「Microsoft Teams」の一般提供を開始した。同社の盤石な顧客基盤をターゲットに据えることで、ビジネスチャット市場でのシェア拡大を目指している。
Officeやメールソフト「Microsoft Outlook」など、Microsoftの製品は既に企業のビジネスプロセスに深く浸透している。そうした強みを生かすべく、MicrosoftはMicrosoft Teamsをクラウド版オフィススイート「Office 365」の法人向けライセンスにバンドルし、Office 365の各サービスとの連係機能を用意した。
調査会社Constellation Researchの副社長兼主任アナリスト、アラン・レポフスキー氏によれば、Microsoft TeamsはOffice 365にとってのあるべき姿を具現化しているという。「会話、文書、メッセージング、音声、動画、プロジェクト管理などを全て1カ所にまとめる統合的なフロントエンドだ。今後はMicrosoft Teamsが新たなスタート地点となり得る」と同氏は語る。
残念なブランド体験で8割の顧客は「もう買わない」――Sitecore調査
消費者にとって不都合な事象が発生した際にも、ブランドを好きでいられるのは10人に1人。
ナイキとアディダスに学ぶ ファンを増やす企業文化とは?
スポーツにおけるトップブランドの座を巡ってし烈な競争を繰り広げてきたナイキとアディ...
DXにおける「コンサルティング力」とは?
DXが加速する中でコンサルティング人材へのニーズが高まっています。DXにおける「コンサ...