「Slack」から「Microsoft Teams」に乗り換えて幸せになれる人、なれない人の違いMicrosoft参入でビジネスチャット市場はどう変わるか(1/2 ページ)

ビジネスチャット市場でのシェア拡大を目指し、Microsoftがチームコラボレーションツール「Microsoft Teams」の一般提供を開始した。人気のビジネスチャットツール「Slack」に真っ向から勝負を挑む。

2017年03月28日 08時00分 公開
[Jesse ScardinaTechTarget]
画像 Microsoft TeamsはSlackの牙城を崩せるのか

 クライアントOS「Windows」やオフィスアプリケーション「Microsoft Office」の場合とは異なり、Microsoftはコラボレーションとビジネスチャット分野への参入で後れを取った。既にSlack TechnologiesやGoogleといった手ごわい競争相手が、社内チャットのニーズを満たすツールを提供している。

 こうした中、Microsoftは2017年3月15日、最新のチームコラボレーションツール「Microsoft Teams」の一般提供を開始した。同社の盤石な顧客基盤をターゲットに据えることで、ビジネスチャット市場でのシェア拡大を目指している。

 Officeやメールソフト「Microsoft Outlook」など、Microsoftの製品は既に企業のビジネスプロセスに深く浸透している。そうした強みを生かすべく、MicrosoftはMicrosoft Teamsをクラウド版オフィススイート「Office 365」の法人向けライセンスにバンドルし、Office 365の各サービスとの連係機能を用意した。

 調査会社Constellation Researchの副社長兼主任アナリスト、アラン・レポフスキー氏によれば、Microsoft TeamsはOffice 365にとってのあるべき姿を具現化しているという。「会話、文書、メッセージング、音声、動画、プロジェクト管理などを全て1カ所にまとめる統合的なフロントエンドだ。今後はMicrosoft Teamsが新たなスタート地点となり得る」と同氏は語る。

Microsoft製品との連係

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...