Apple「WebKit」の脆弱性を悪用してスマホから勝手に電話、その手口はアプリで電話番号URLをタップしただけでトラブルに?

Appleの「WebKit」フレームワークの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用すると、被害者のスマートフォンアプリから電話を発信させることが可能になる。この攻撃の仕組みを、専門家が解説する。

2017年04月17日 08時00分 公開
[Michael CobbTechTarget]
「WebKit」 HTMLレンダリングエンジン群「WebKit」の公式Webサイト《クリックで拡大》

 ある研究者の報告によると、Appleの「WebView」を組み込んだモバイルアプリには、電話を勝手に発信させるDenial of Service(DoS)攻撃を受ける危険性があるという。これを悪用したリンクをソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の「Twitter」に投稿し、そのリンクをクリックした人たちの端末から緊急電話センター911に大量の電話を発信させた人物が逮捕された。WebViewのこの問題はどのように悪用されるのか。

 HTMLレンダリングエンジン群「WebKit」のフレームワークでは、「iOS」用アプリの開発者がWebコンテンツを表示したり、一般的なブラウザ機能(ハイパーテキストリンク処理やページの閲覧履歴管理など)を実装したりできる。複雑なWebページロード処理を簡素化できるのでとても便利だ。

 WebKitフレームワークの表示用コアクラスであるWebViewでは、コンテンツのスタイルやレンダリングを効率的に処理でき、Twitterやビジネス向けSNSの「LinkedIn」など数多くのアプリで利用されている。

ITmedia マーケティング新着記事

news035.jpg

低迷するナイキやアディダスを猛追する「HOKA」の “破壊的”ブランディングとは?
ランナーの間で好感度が低迷しているNikeに対し、ディスラプター(破壊的企業)として取...

news051.jpg

新紙幣の発行、3社に1社が日本経済に「プラスの影響」と回答――帝国データバンク調査
20年ぶりの新紙幣発行は日本経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか。帝国データバン...

news196.png

WPPとIBMが生成AIを活用したB2Bマーケティング領域で連携
IBMのビジネス向けAIおよびデータプラットフォームである「watsonx」の機能を「WPP Open...