「API管理ツール」はオープンソースでも充実、注目の3大ツールをチェックKong、Tyk、API Umbrellaを紹介

企業はAPI管理ツールを多くの市販ツールの中から選んでいるが、OSSにも多くの選択肢がある。本稿では、主なOSSのAPI管理ツールを幾つか紹介する。

2017年10月10日 09時00分 公開
[Twain TaylorTechTarget]

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画像 充実するOSSのAPI管理ツールを紹介

 API(アプリケーションプログラミングインタフェース)は、アプリケーション同士の相互作用を陰で支える立役者として機能する。特に多数の小規模サービスでアプリケーションを構成する「マイクロサービスアーキテクチャ」のような分散アーキテクチャへ移行する企業が増えるにつれて、APIはサービス同士の対話を可能にする重要な存在になってきた。

 有償サポートの提供があるAPIを採用し、市販のAPI管理ツールを使用する企業が少なくない。一方でオープンソースソフトウェア(OSS)として一般公開されているツールを利用する企業もある。現在入手可能で主要なOSSのAPI管理ツールを見てみることにしよう。

Kong

 Mashapeが開発した「Kong」は、使用する全てのAPIの管理層として機能する。KongはOSSのWebサーバ「nginx」(エンジンエックス)をベースとしており、オンプレミスかクラウドかを問わず、APIタスクの分散に威力を発揮する。

 プラグインベースのKongは拡張が容易で、多くの人気サービスのプラグインを用意する。例えばAmazon Web Servicesのイベント駆動型コード実行サービス「AWS Lambda」の関数の管理と呼び出しが可能で、「Datadog」などのシステム監視ツールや「Loggly」のようなログ管理ツールへ監視データを送信できる。

Tyk

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