API(アプリケーションプログラミングインタフェース)は、アプリケーション同士の相互作用を陰で支える立役者として機能する。特に多数の小規模サービスでアプリケーションを構成する「マイクロサービスアーキテクチャ」のような分散アーキテクチャへ移行する企業が増えるにつれて、APIはサービス同士の対話を可能にする重要な存在になってきた。
有償サポートの提供があるAPIを採用し、市販のAPI管理ツールを使用する企業が少なくない。一方でオープンソースソフトウェア(OSS)として一般公開されているツールを利用する企業もある。現在入手可能で主要なOSSのAPI管理ツールを見てみることにしよう。
Mashapeが開発した「Kong」は、使用する全てのAPIの管理層として機能する。KongはOSSのWebサーバ「nginx」(エンジンエックス)をベースとしており、オンプレミスかクラウドかを問わず、APIタスクの分散に威力を発揮する。
プラグインベースのKongは拡張が容易で、多くの人気サービスのプラグインを用意する。例えばAmazon Web Servicesのイベント駆動型コード実行サービス「AWS Lambda」の関数の管理と呼び出しが可能で、「Datadog」などのシステム監視ツールや「Loggly」のようなログ管理ツールへ監視データを送信できる。
営業デジタル化の始め方(無料eBook)
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...
「RED」「Bilibili」「Douyin」他 中国の主要SNSプラットフォームの特徴まとめ
トレンド変化の大きい中国においてマーケティングを成功させるためには、主要SNSプラット...
コロナ禍における「ご自愛消費」の現状――スナックミー調査
「ご自愛消費」として最も多いのは「スイーツやおやつ」で全体の68%。その他、ランチ38...