ローカルのPCではなく、データセンターでWindows 10環境を稼働させる仮想デスクトップには、ユーザーはもちろん、管理者の運用を楽にする大きなメリットがある。
企業は、「Windows 10」への移行を決定したら、他にも幾つかのことを決めなければならない。その1つが、同OSをユーザーにどのように提供するかだ。
従来のアップグレードプロセスを選べば、IT部門は社内の全ユーザーの物理デバイスにWindows 10をインストールしたり、全PCを新品に買い替えたりすることになる。もう1つの選択肢は、Windows 10の仮想デスクトップを利用することだ。「物理か」「仮想か」を検討する上で最も重要なのは、各アプローチがどのような場合に最適かを理解することだ。
仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)は、IT担当者にとって非常に管理しやすい。まず、デスクトップを仮想化すれば、適切なリソースをユーザーに提供するのは簡単だ。IT部門は、各物理デバイスにWindows 10とユーザーに必要なアプリケーションをインストールするのではなく、ユーザーやユーザーグループに必要なものを全て組み込んだWindows 10イメージを構築し、多数のユーザーに瞬時に提供できる。
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さまざまなメリットをもたらす仮想化環境だが、2023年にVMwareが買収されたことで、ユーザー企業は難しい判断を強いられている。そこで、コストメリットも大きい、仮想化環境のモダナイゼーションの方法について解説する。
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