WindowsマシンをChromebookにする「CloudReady」の挑戦Webブラウザをコンピュータに(前編)

Windowsデスクトップの切り崩しに名乗りを挙げたChrome OS陣営。その中でNeverwareはChromebookベンダーとは異なるアプローチを取る。Chromium OSベースの「CloudReady」は企業に受け入れられるのか。

2018年05月15日 08時00分 公開
[Cliff SaranComputer Weekly]

 魅力的なビジネスアプリケーションがSoftware as a Service(SaaS)として配信され、さらにブラウザアプリケーションも成長している今、「Windows GUIからより軽量なインターネットブラウザインタフェースに乗り換える」という選択肢がIT業界に提示されるようになっている。

 ここで登場するのが、Googleの「Linux」ベースのOS「Chrome OS」だ。「Chromebook」でブラウザの「Chrome」を実行するよう設計されているこのOSは、ビジネス界である程度の勢力を示し始めている。企業利用できるレベルのChromebookがWindowsノートPCと同等の価格で売り出されるようになり、「Chrome OSはWindowsの廉価版」という認識が変わろうとしている。またソフトウェア面では、Chrome OSを古いPCで実行できるようにする取り組みも行われている。

 「CloudReady」(訳注)の開発元であるNeverwareも、この取り組みを行っている企業の1つだ。




続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。






Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news104.jpg

トランプ氏圧勝で気になる「TikTok禁止法」の行方
米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利した。これにより、TikTokの米国での将来は...

news190.jpg

インバウンド消費を左右する在日中国人の影響力
アライドアーキテクツは、独自に構築した在日中国人コミュニティーを対象に、在日中国人...

news041.jpg

SEOは総合格闘技である――「SEOおたく」が語る普遍のマインド
SEOの最新情報を発信する「SEOおたく」の中の人として知られる著者が、SEO担当者が持つべ...