UCaaSとCPaaSを比べてどちらが優れているかという議論がある。こうした議論になると、重複する機能に目が行きがちになる。だが、両者は互いに補い合う関係になれる。
UCaaS(Unified Communications as a Service)とCPaaS(Communications Platform as a Service)は、音声、ビデオ、メッセージングなど、類似するサービスを提供しているように思える。だが、実のところCPaaSとUCaaSを区別するのは、企業やユーザーが両プラットフォームを扱う方法や、プラットフォームがサービスを提供する具体的なユースケースでしかない。
UCaaSプラットフォームは、ビジネスユーザーに高品質のエクスペリエンスを提供することに重点を置き、コミュニケーションとコラボレーションのツールへのアクセスの統合を実現する。このプラットフォームの利用者の多くは、固定電話機能、デスクトップクライアントソフトウェア、モバイルアプリを使用する。
UCaaSは、既存の電話や会議システム、コラボレーションの各サービス(オンプレミスのPBXや、スタンドアロンのWeb会議、ビデオ会議などのサービス)を置き換えるもの、またはそれらを統合するものと見なされることが多い。UCaaSプラットフォームは、ユーザーが同僚、サプライヤー、パートナー、顧客とコミュニケーションやコラボレーションできるようにするフロントエンドのインタフェースを提供する。
CPaaSも音声、ビデオ、メッセージングの各サービスを提供する。だが、CPaaSではAPIが使用されるため、サービスを利用するのはユーザーではなく、ビジネスアプリケーションが多い。開発者はCPaaSテクノロジーを使用することにより、サードパーティーのビジネスアプリケーションにコミュニケーションを埋め込んで統合エクスペリエンスを生み出す。
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